Amazon Bedrock - OpenAI の GPT-5.5・GPT-5.4 と Codex が Amazon Bedrock で一般提供開始 anchor left anchor right

Jun 03 2026 AIニュース

OpenAI の GPT-5.5・GPT-5.4 と Codex が Amazon Bedrock で一般提供開始

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Amazon Bedrock で OpenAI の GPT-5.5・GPT-5.4 とコーディングエージェント Codex が2026年6月1日に一般提供となり、トークン従量課金で既存のAWS環境からそのまま利用できるようになりました。

📖 この記事で分かること

  • OpenAI の GPT-5.5・GPT-5.4 と Codex が Bedrock で GA になった事実
  • 利用できるリージョンとアクセス手段の具体的な制約
  • トークン従量課金とデータ所在の仕組み
  • 既存 AWS 環境を持つ企業にとっての意味

💡 知っておきたい用語

  • Amazon Bedrock:複数の生成AIモデルを単一のAPIから呼び出せる、AWS のマネージドサービス。モデルの「コンセント」のような位置づけ。

最終更新日: 2026年6月2日

▶ 公式ページ

Amazon Bedrock - OpenAI の GPT-5.5・GPT-5.4 と Codex が Amazon Bedrock で一般提供開始

Bedrock で何が一般提供になったのか

OpenAI の最新モデルと開発支援エージェントが、AWS の標準的な運用基盤の上で使えるようになりました。

AWS は 2026年6月1日、OpenAI の GPT-5.5・GPT-5.4 と、コーディングエージェント Codex を Amazon Bedrock で一般提供(GA)したと発表しました。2026年4月の AWS と OpenAI の提携拡大に続く動きで、限定提供から正式提供へ移行した形です。

この記事のポイント

  • AWS が 2026年6月1日、OpenAI の GPT-5.5・GPT-5.4 と Codex を Amazon Bedrock で一般提供開始(2026年6月時点)。
  • OpenAI によると毎週400万人超の開発者が Codex を利用(2026年6月時点)。
  • 課金はトークン従量制で、シートライセンスや開発者単位の契約は不要。
  • GPT-5.5 は US East(Ohio)のみ、GPT-5.4 は Ohio と Oregon で利用可能。

これまで OpenAI のモデルを業務で使うには、自社のセキュリティ・調達・課金のルールと別建ての導線を引く必要がありました。今回の GA は、その導線を AWS の既存の枠組みに寄せる選択肢を提供します。

モデルと Codex の位置づけ

GPT-5.5 と GPT-5.4 は役割が分かれています。用途に応じて選び分ける設計です。

AWS の説明では、GPT-5.5(2026年6月時点)は「最も難しい顧客ワークロード」向け、GPT-5.4(2026年6月時点)は「最良の価格性能」と位置づけられています。いずれもコーディング・推論・エージェント型ワークフロー・複雑な専門業務に強いとされます。GPT-5.5 を使う場合は、推論の負荷を示す reasoning effort を「medium」から始めることが推奨されています。

Codex は、長時間かつ複雑な開発ワークフローに最適化されたエージェントです。OpenAI によると、毎週400万人超の開発者がコードの記述・リファクタリング・デバッグ・テスト・検証に Codex を使っているとされます。今回の GA で、その Codex を Bedrock 経由で動かせるようになりました。

アクセス手段と利用条件

呼び出し方と利用範囲には、いくつかの具体的な条件があります。導入前に確認しておきたい点です。

アクセスは OpenAI の Responses API を bedrock-mantle エンドポイント経由で利用する形です。OpenAI SDK・curl・Codex の CLI/デスクトップ/IDE 連携(VS Code・JetBrains・Xcode)と互換性があります。認証は Amazon Bedrock の API キー、または AWS SDK のクレデンシャルチェーンを使います。普段 AWS を触っている開発者なら、既存の認証情報をそのまま流用できます。

利用できるリージョンは限定的です。GPT-5.5 は US East(Ohio)のみ、GPT-5.4 は US East(Ohio)と US West(Oregon)で提供されます。課金はトークン従量制で、シートライセンスや開発者単位のコミットメントは不要です。データの所在については、処理が選択した Bedrock リージョン内で完結するとされています。

編集部の見方

今回の発表は「新しいモデルが出た」というより「調達と運用の経路が変わった」ニュースとして読むのが妥当です。

評価の第一の軸は、導入の摩擦の低さです。OpenAI のモデルを使うために別契約・別請求・別のセキュリティレビューを通す手間が、Bedrock 経由なら既存の AWS の枠組みに収まります。IAM やリージョン制御を前提に運用している組織ほど、この差は効きます。

第二の軸はリージョン制約です。GPT-5.5 が US East(Ohio)に限定される点は、データ所在やレイテンシを気にする日本国内利用では検討材料になります。処理がリージョン内で完結するとはいえ、現時点で米国リージョン前提である事実は変わりません。

向くのは、すでに AWS を本番運用していて OpenAI のモデルを正式な経路で取り込みたい開発チームです。逆に、特定リージョンや国内データ所在が必須の用途では、提供リージョンの拡大を待つ判断もあり得ます。

まとめ

OpenAI の GPT-5.5・GPT-5.4 と Codex が、2026年6月1日に Amazon Bedrock で一般提供になりました。トークン従量課金で、既存の AWS の認証・運用の枠組みをそのまま使えるのが要点です。現時点では提供リージョンが米国に限られるため、国内データ所在を求める用途では今後の拡大が判断の分かれ目になります。


よくある質問

Q: 既存の OpenAI API の契約がなくても使えますか?

A: Amazon Bedrock の API キー、または AWS SDK のクレデンシャルチェーンで認証します。AWS の利用枠から呼び出すため、Bedrock 側の準備が整っていれば利用できます。

Q: 日本国内のリージョンで使えますか?

A: 発表時点では GPT-5.5 が US East(Ohio)のみ、GPT-5.4 が Ohio と Oregon です。国内リージョンでの提供は公式に案内されていません。

Q: 料金はどのように発生しますか?

A: トークン従量課金です。シートライセンスや開発者単位のコミットメントは不要とされています。


まとめ

GPT-5.5・GPT-5.4 と Codex の Bedrock 提供は、モデルの性能更新ではなく利用経路の標準化が本質です。AWS を運用基盤に持つ組織には選択肢が一つ増え、リージョン要件が厳しい用途には今後の展開が鍵になります。


【用語解説】

  • Codex: OpenAI が提供するコーディング向けエージェント。コードの記述・リファクタリング・デバッグ・テスト・検証を支援する。
  • Responses API: OpenAI のモデルを呼び出すための API 形式。今回は Bedrock の bedrock-mantle エンドポイント経由で利用する。
  • reasoning effort: モデルがどの程度の計算量で推論するかを指定する設定。GPT-5.5 は「medium」から始めることが推奨されている。

引用元:


この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。

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KOJI TANEMURA

15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。