Grok Automations は、xAI が 2026 年 7 月 16 日に Grok へ追加した自動実行機能です。指示を一度書けば、スケジュールやメール着信をきっかけに Grok が自律実行し、結果を報告します。
📖 この記事で分かること
- Grok が自動で仕事を回す新機能の要点
- スケジュール実行とメールトリガーの違い
- 実行履歴が会話として残る仕組み
- 利用できるプランと作成場所
💡 知っておきたい用語
- トリガー:あらかじめ決めた条件が満たされた瞬間に、処理を自動で走らせるきっかけのこと
- コネクタ:AI を外部サービス(メールやカレンダーなど)につなぐ接続口
最終更新日: 2026年7月17日
▶ 公式ページ
- Automations を作成する(grok.com)
- 公式発表「Automations in Grok」(xAI)

Grok の Automations とは
この記事のポイント
- xAI が 2026 年 7 月 16 日、Grok に自動実行機能「Automations」を追加しました。
- 指示を一度書けば、スケジュールまたはメール着信をきっかけに Grok が自律実行し、結果を報告します。
- スケジュール実行は全ユーザー、メールトリガーは SuperGrok に含まれます(2026年7月時点)。
xAI は 7 月 16 日、Grok が自分で走らせる仕事「Automations」を発表しました。やってほしい作業を一度記述し、いつ動かすかを選ぶと、あとは Grok が引き取ります。起きる前に調査を終わらせておく、重要なメールが届いた瞬間に印を付ける、といった使い方が想定されています。提供は grok.com と、iOS / Android の Grok アプリです。
指示の書き方は、普段のチャットメッセージと変わりません。やりたいことを文章で書き、文脈用のファイルを添付し、コネクタとスキルを足して、モードを選ぶ。名前を付けて保存すれば、そこから先は毎回の実行が新しいリクエストとして走ります。指示は同じまま、データだけが最新に入れ替わる設計です。
スケジュールとメールトリガー、2 つの起動方法
起動のかけ方は 2 系統あり、どちらを使うかで性格が変わります。
スケジュールは、1 回のみ / 毎日 / 平日 / 毎週 / 毎月 / 毎年 から選び、自分のタイムゾーンで時刻を指定します。1 日の始まる前の午前 8 時に朝のブリーフを用意しておく、毎月 1 日に家賃のリマインドを出す、といった定期的な仕事がここに収まります。
メールトリガーは、時計ではなく受信箱を見張ります。届いたメールが指定したフィルタ(送信者・宛先・件名)に一致すると Automation が起動し、そのメール自体を文脈として Grok が実際のメッセージに応答します。時間で回すのではなく、出来事の側から呼び出される点が、スケジュールとの決定的な違いです。
指示文の中で「@」を打つとコネクタを直接メンションでき、指定したコネクタが毎回の実行で使われます。作成直後の動作確認には「Run now」があり、手動で即時に 1 回走らせて挙動を見られます。
実行履歴が会話として残り、続きから再開できる
Automation が起動すると、Grok は実際の会話を開いて作業し、結果を実行履歴に保存します。
ここが運用上いちばん効きます。各実行を開けばスレッド全体を読めるため、何をどう判断して結論に至ったかを後から追えます。さらに、Grok が終えた場所から会話をそのまま続けられます。自動実行の結果が読み取り専用のログではなく、そのまま手を入れられる会話として残るということです。
報告の受け取り方は Automation ごとに選べます。メール、アプリ通知、その両方、あるいは通知なし(自分で見に行く)の 4 択です。作成はチャットからも可能で、「毎朝ニュースをチェックして価格に関するものを知らせて」と頼めば設定してくれます。Automations ページには雛形のテンプレートが用意され、作った Automation はいつでも一時停止・再開・編集・削除ができます。
作成先は grok.com/automations です。スケジュール実行は全ユーザーが利用でき、メールトリガーは SuperGrok に含まれます(2026年7月時点)。
編集部の見方
編集部は、この発表の核心はスケジュール実行そのものではなく、実行結果が会話として残り、続きから再開できる点だと見ます。
- 根拠 1: 定時実行だけなら既存の自動化ツールでも組めます。Automations の差分は、各実行が実際の会話として開かれ、実行履歴からスレッド全体を読め、Grok が中断した所から続けられることです。自動化の出力に人が介入し直せる導線が最初から用意されています。
- 根拠 2: メールトリガーは受信メールをフィルタで捕まえ、そのメールを文脈として実際のメッセージに応答します。定型の通知ではなく、届いた内容に依存した処理が書ける設計です。
- 根拠 3: 提供範囲の線引きが明確です。スケジュール実行は全ユーザー、メールトリガーは SuperGrok(2026年7月時点)。時間起動は試用の敷居が低く、出来事起動は有料側に置かれています。
この見方が変わる条件: 実行履歴とコネクタの権限管理が実運用に耐えなかった場合です。受信箱を見張って外部サービスへつなぐ以上、どのメールが何をトリガーし、どこまで操作できたかが追えることが前提になります。ここが弱いと、業務での常時稼働には踏み込みにくくなります。
よくある質問
Q: 無料でも使えますか?
A: スケジュール実行は全ユーザーが利用できます。受信メールを見張るメールトリガーは SuperGrok に含まれます(2026年7月時点)。
Q: どこから作成しますか?
A: grok.com/automations から作成できます。チャットで直接「毎朝〜して」と頼んで設定してもらう方法と、Automations ページのテンプレートから始める方法もあります。提供は grok.com と iOS / Android の Grok アプリです。
Q: 実行した結果はどう確認しますか?
A: 各実行は会話として実行履歴に保存され、開けばスレッド全体を読めます。Grok が終えた所から会話を続けることもできます。通知はメール、アプリ通知、両方、なしから選べます。
まとめ
xAI は 2026 年 7 月 16 日、Grok に Automations を追加しました。自然文で書いた指示を保存し、スケジュールまたはメール着信をきっかけに Grok が自律実行して結果を報告します。各実行は会話として履歴に残り、そこから続きを再開できます。スケジュール実行は全ユーザー、メールトリガーは SuperGrok に含まれます(2026年7月時点)。
【用語解説】
- Automations: Grok が自分で走らせる仕事。指示を一度保存すると、スケジュールやメール着信をきっかけに毎回新しいリクエストとして実行される
- メールトリガー: 受信メールが送信者・宛先・件名のフィルタに一致したときに Automation を起動する仕組み。そのメール自体が処理の文脈になる
- 実行履歴: 各実行を会話として保存したもの。スレッド全体を読み返せ、中断箇所から会話を続けられる
引用元:
- [1] Automations in Grok(xAI)
- [2] Grok Automations(xAI)
- [3] xAI News(xAI)
この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。
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15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。