X ホスト型MCPは、X(旧Twitter)が2026年6月30日、AIツール向けのホスト型MCPサーバーを公開しました。
📖 この記事で分かること
- X が公式ホスト型 MCP サーバーを公開したこと
- Claude・Cursor・Grok から設定不要で接続できること
- 提供される 2 つのエンドポイントと主な機能
- 利用に必要なアプリのティア条件
💡 知っておきたい用語
- MCP:AI と外部サービスをつなぐ「共通の差し込み口」の規格。各社が自作していた接続部分を標準化したもの
最終更新日: 2026年7月1日
▶ 公式ページ
- ホスト型 X MCP ドキュメント(X Developers)
- X Developers による発表投稿(X)

X がホスト型 MCP サーバーを公開
X(旧 Twitter)が 2026 年 6 月 30 日、AI ツール向けの「ホスト型 X MCP サーバー」を公開しました。開発者が自前でサーバーを立てなくても、AI エージェントから X のリアルタイムデータへ直接つなげます。
この記事のポイント
- X Developers が 2026 年 6 月 30 日、ホスト型 X MCP サーバーを公開しました。
- Claude・Cursor・Grok など MCP 互換クライアントから設定不要で X API に接続できます。
- エンドポイントは X MCP(
api.x.com/mcp)と Docs MCP(docs.x.com/mcp)の 2 つ(2026年7月時点)。
MCP【エムシーピー】は、AI モデルが外部ツールやサービスに接続するためのオープン標準です。これまで Claude や Cursor に X を接続するには、開発者が自分で MCP サーバーを構築・ホストし、X API へつなぎ、認証まで処理する必要がありました。今回は X 側がサーバーをホストするため、利用者は自分の X アカウント権限で認証するだけで済みます。
2 つのエンドポイントと主な機能
提供されるサーバーは 2 つです。X の API を呼び出す「X MCP」が https://api.x.com/mcp、ドキュメント参照用の「Docs MCP」が https://docs.x.com/mcp に用意されています(2026年7月時点)。対応クライアントは Grok・Cursor・Claude をはじめ、MCP 互換の AI クライアント全般です。
機能面では、投稿の取得とフルアーカイブ検索、ユーザー検索、ニュース検索に対応します。加えて、ユーザーのタイムラインやメンションの読み取り、ブックマークの一覧・追加・削除とフォルダ管理、WOEID 指定による地域トレンドの取得、ニュース記事の取得、Articles の下書き作成と公開までを扱えます。
認証は 2 方式です。OAuth 2.0(xurl ブリッジ経由)はユーザーコンテキストを持ち、トークンの自動リフレッシュに対応します。アプリのみの Bearer トークンは静的な読み取り専用で、ユーザーコンテキストを持ちません。
利用条件と業務への影響
導入には、OAuth 2.0 を有効化した X developer アプリが必要です。さらにアプリを「Production」ティアの「Pay-per-use」環境に置く必要があり、これを満たさないと client-not-enrolled エラーになります(2026年7月時点)。プロトコルバージョンは 2025-06-18 で、現在ホスト稼働中です。
自前の MCP サーバー構築という初期コストが消えるため、AI 開発ワークフローに X のリアルタイムデータを組み込みやすくなります。詳細は公式ドキュメントで確認できます。
編集部の見方
接続コストの削減: これまで X 連携のボトルネックだった「サーバー構築・ホスト・認証」を X 側が肩代わりする点が実務上の最大の差分です。検証段階での立ち上げが速くなります。
課金前提の設計: Production ティアの Pay-per-use 環境が必須という条件は、無料で気軽に試す用途より、業務組み込みを想定した設計だと読み取れます。コスト試算を前提に検討するのが現実的です。
誰に向くか: X のデータを AI エージェントの情報源にしたい開発者に向きます。一方、単発の個人利用や無料枠での検証を求める層には、ティア条件がハードルになります。
まとめ
X が公開したホスト型 MCP サーバーにより、Claude・Cursor・Grok などから設定不要で X API に接続できるようになりました。X MCP と Docs MCP の 2 エンドポイントを提供し、投稿検索やトレンド取得などに対応します。利用には Production ティアの Pay-per-use 環境が必要です。
よくある質問
Q: 自分で MCP サーバーを立てる必要はありますか?
A: 不要です。X 側がサーバーをホストするため、利用者は自分の X アカウント権限で認証するだけで接続できます。
Q: どの AI ツールから使えますか?
A: Grok・Cursor・Claude をはじめ、MCP 互換の AI クライアント全般から利用できます。
Q: 無料で使えますか?
A: アプリを「Production」ティアの「Pay-per-use」環境に置く必要があります(2026年7月時点)。条件を満たさないと client-not-enrolled エラーになります。
【用語解説】
- MCP(Model Context Protocol): AI モデルが外部ツールやサービスに接続する方法を定めたオープン標準。接続部分を各社が共通化できる
- WOEID: 地域を一意に識別する ID。トレンドを地域単位で取得する際に指定する
- Bearer トークン: リクエストに添えて本人確認に使う認証用の文字列。ここでは読み取り専用のアプリ認証で用いる
引用元:
- [1] ホスト型 X MCP ドキュメント(X Developers)
- [2] Announcing the hosted X MCP(X Developers)
この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。
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15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。