Claude 4 API廃止 とは、2026年6月15日に初代 Claude 4 の claude-sonnet-4-20250514 と claude-opus-4-20250514 が Claude API から廃止され、旧IDのリクエストが失敗するようになった措置です。
📖 この記事で分かること
- 初代 Claude 4 の2モデルが Claude API から廃止された日付
- 廃止された正確なモデルIDと推奨の代替モデル
- 旧モデルを使い続けているアプリで起きる不具合
- 自社の利用状況を確認し移行する手順
💡 知っておきたい用語
- モデル廃止(Retired):AIモデルがAPIから使えなくなった状態。そのIDを指定したリクエストは、店じまいした店舗に注文を送るように失敗します。
最終更新日: 2026年6月17日
▶ 公式ページ
- Model deprecations(モデル廃止一覧)(Anthropic 公式ドキュメント)
- Migration guide(移行ガイド)(Anthropic 公式ドキュメント)
- Commitments on Model Deprecation and Preservation(Anthropic)

6月15日に何が起きたか
2026年6月15日、Anthropic は Claude API 上で初代 Claude 4 の2モデルを正式に廃止しました。
この記事のポイント
- Anthropic が2026年6月15日、
claude-sonnet-4-20250514とclaude-opus-4-20250514を Claude API から廃止しました。 - 推奨の代替は
claude-sonnet-4-6とclaude-opus-4-8(2026年6月時点)。 - 廃止後は旧IDへのリクエストが失敗するため、利用中のアプリは即時の移行が必要です。
廃止されたのは、2025年5月14日にリリースされた初代 Claude 4 にあたる claude-sonnet-4-20250514(Sonnet 4)と claude-opus-4-20250514(Opus 4)です。両モデルは2026年4月14日に廃止予定(Deprecated)が告知され、予定どおり6月15日に Retired となりました。
廃止後のステータスでは、これらのモデルIDを指定したリクエストは失敗します。後継の claude-sonnet-4-5-20250929(Sonnet 4.5)や claude-sonnet-4-6、claude-opus-4-8 は引き続き利用できますが、IDが異なるため、旧IDをハードコードしたコードは自動では切り替わりません。
影響を受けるプラットフォームと対象範囲
今回の日付が適用されるのは Anthropic が運営するプラットフォームです。
具体的には、Claude API、Claude Platform on AWS、Microsoft Foundry が対象です。一方で、Amazon Bedrock と Vertex AI はパートナー側が独自の廃止スケジュールを設定しているため、同じモデルでもライフサイクルの状態や日付が異なる場合があります。Bedrock や Vertex AI 経由で Claude 4 を呼んでいる場合は、各プラットフォームのモデル一覧で個別に確認する必要があります。
Anthropic は、公開モデルの廃止について最低60日前に、稼働中のデプロイメントを持つ顧客へ通知するポリシーを掲げています。今回も4月14日の告知から廃止まで約2か月の猶予が設けられていました。
自社の利用状況を確認する手順
旧モデルを使っているかどうかは、Claude Console の利用状況から監査できます。
手順はシンプルです。Console の Usage ページを開き、Export ボタンで利用実績の CSV を出力すると、APIキーごと・モデルごとの利用内訳が確認できます。ここで claude-sonnet-4-20250514 や claude-opus-4-20250514 が残っていれば、その呼び出し元を代替モデルへ更新します。
あわせて把握しておきたい仕様変更があります。temperature / top_p / top_k の3パラメータは、Claude Opus 4.7 以降(Opus 4.8 を含む・2026年6月時点)では既定値以外を指定すると400エラーを返します。旧モデル向けにこれらを設定していたコードは、移行時にあわせて見直す対象です。Anthropic はこれらの値を渡す代わりに、プロンプトで挙動を制御する方針を案内しています。
編集部の見方
今回の廃止は突発的な打ち切りではなく、4月14日告知・6月15日廃止という事前スケジュールに沿った運用です。評価軸を3点で整理します。
運用面では、モデルIDを設定値として外出しできているかが分かれ目になります。IDをコードに直書きしていると今回のような廃止のたびに改修が必要ですが、環境変数や設定ファイルに切り出していれば差し替えだけで済みます。
コスト・性能面では、代替の claude-sonnet-4-6 や claude-opus-4-8 は初代 Claude 4 より新しい世代で、移行は実質的なアップグレードになります。ただしモデルが変われば出力傾向も変わるため、廃止前に代替モデルでの動作検証を済ませておくのが安全です。
注意が必要なのは、AWS Bedrock や Vertex AI 経由の利用者です。Anthropic 直接の日付とずれるため、「API では廃止された=自分の経路でも同じ」とは限らない点を押さえておく必要があります。
次に廃止が予定されているモデル
直近の廃止は今回で終わりではありません。
claude-opus-4-1-20250805(Opus 4.1)は2026年6月5日に廃止予定が告知され、2026年8月5日に Retired となる予定です(代替は claude-opus-4-8)。また claude-mythos-preview(Mythos Preview)は2026年6月30日に廃止予定で、claude-mythos-5(Mythos 5)への移行が案内されています。プレビュー版や旧バージョンを本番で使っている場合は、これらの日付も移行計画に入れておく価値があります。
よくある質問
Q: 旧モデルIDのまま使い続けるとどうなりますか?
A: 廃止(Retired)後は、claude-sonnet-4-20250514 や claude-opus-4-20250514 を指定したリクエストは失敗します。アプリ側でエラーになるため、代替モデルへの切り替えが必要です。
Q: どのモデルに移行すればよいですか?
A: 公式の推奨は、Sonnet 4 が claude-sonnet-4-6、Opus 4 が claude-opus-4-8 です(2026年6月時点)。移行手順は公式の Migration guide にまとまっています。
Q: Amazon Bedrock で使っている場合も6月15日に廃止ですか?
A: 必ずしも同じではありません。Bedrock と Vertex AI はパートナー側が独自の廃止スケジュールを持つため、各プラットフォームのモデル一覧で個別に確認してください。
まとめ
2026年6月15日、初代 Claude 4 にあたる claude-sonnet-4-20250514 と claude-opus-4-20250514 が Claude API から廃止され、旧IDへのリクエストは失敗するようになりました。代替は claude-sonnet-4-6 と claude-opus-4-8 です。Console の Usage で利用状況を監査し、旧IDをハードコードしている箇所を更新するのが優先事項です。8月5日には Opus 4.1、6月30日には Mythos Preview の廃止も控えています。
【用語解説】
- Deprecated(廃止予定): モデルが今後も動作するものの非推奨となり、推奨の代替と廃止日が示された状態。Retired の前段階です。
- Retired(廃止): モデルが利用不可になった状態。そのIDへのリクエストは失敗します。
- モデルID: API で呼び出すモデルを指定する文字列。日付付きの版番号で固定されており、世代が変わるとIDも変わります。
引用元:
- [1] Model deprecations(Anthropic 公式ドキュメント)
- [2] Migration guide(Anthropic 公式ドキュメント)
- [3] Commitments on Model Deprecation and Preservation(Anthropic)
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15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。