Codex CLI 0.152.0 - OpenAIのCodex CLI、作業計画の表示が既定でオフに。0.152.0は設定で有効化が必要 anchor left anchor right

Sep 01 2026 AIニュース

OpenAIのCodex CLI、作業計画の表示が既定でオフに。0.152.0は設定で有効化が必要

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Codex CLI 0.152.0 では作業計画ツール update_plan が既定で無効になり、これまでの計画表示を使い続けるには設定での有効化が必要です。

📖 この記事で分かること

  • Codex CLI 0.152.0が正式公開された日付と中身
  • 作業計画ツールが既定で無効になった影響範囲
  • 元に戻すための設定キーと書き方
  • MCP設定とクラウドタスクの安全側の変更点

💡 知っておきたい用語

  • opt-in: 既定では動かず、使う人が自分で「使う」と設定して初めて有効になる方式。既定で動く opt-out の逆です。

最終更新日: 2026年9月1日

▶ 公式ページ

Codex CLI 0.152.0 - OpenAIのCodex CLI、作業計画の表示が既定でオフに。0.152.0は設定で有効化が必要

Codex CLI 0.152.0で何が変わったか

この記事のポイント

  • OpenAIが2026年9月1日、Codex CLI 0.152.0(2026年9月時点)を正式版として公開しました。
  • 作業計画ツール update_plan の既定値が無効に変わり、これまで出ていた計画表示が出なくなります。
  • 戻すには設定に tools.update_plan.enabled = true の1行が必要です。
  • MCPツールごとの出力上限指定と、クラウドタスクの資格情報保護も入りました。

OpenAIは9月1日、コマンドライン向け開発支援ツール Codex CLI【シーエルアイ】の 0.152.0 を正式版として公開しました。プレリリース版ではなく安定版の更新です。

更新内容は新機能・修正あわせて広範囲に及びますが、すでに Codex CLI を日常的に使っている人にとって影響が大きいのは、作業計画ツールの既定値が変わった点です。前バージョンの 0.151.0 は承認まわりの不具合修正が中心でしたが、今回は既定の挙動そのものが動いています。

作業計画の表示が既定で出なくなる

update_plan ツールが opt-in 方式に変わりました。設定を何もしなければ、モデルは作業計画を提示しません。

変更は PR #41744「Make the update_plan tool opt-in」として取り込まれています。設定キー tools.update_plan.enabled の既定値が false になり、ツールを使いたい場合は明示的に true を指定する必要があります。リリースノートにも「The planning tool is disabled by default; enable it with tools.update_plan.enabled = true.」と記載されています。

無効時に外れるのはツール本体だけではありません。モデル向けプロンプト、コラボレーションモード、マルチエージェント、コンパクション、prewarm、ゴール継続の各プロンプトから、同梱の update_plan 用ガイダンスがまとめて取り除かれます。つまりツールが呼べなくなるだけでなく、モデルに渡る指示自体が変わります。

一方で、利用者が自分で書いたベース指示、モデルカタログの指示、コラボレーションポリシー、ユーザーのゴール文は、その中で planning や update_plan に言及していても保持されます。独自に組んだ運用ルールが勝手に消える作りにはなっていません。

計画が出る前提でワークフローを組んでいた場合は、更新前に設定ファイルへ1行足しておくのが確実です。

MCPまわりの2点と、クラウドタスクの保護

MCP【エムシーピー】の設定に2つの追加が入り、クラウドタスクには資格情報の保護が加わりました。

1つ目は、ツール単位の出力上限です。MCPサーバの tools 設定の各エントリに正の整数で output_token_limit を指定できます。プラグイン側のポリシーと利用者側のポリシーが重なった場合は、最も厳しい上限が適用されます(承認ポリシーは独立したままです)。実効上限は会話履歴に保持されるため、ツール出力、post-tool フックの応答、セッション再開のいずれでも同じ切り詰め上限が使われます。

2つ目は、パッケージ形式のサーバ名への対応です。サーバ名に : @ / . を使えるようになり、npm:@modelcontextprotocol/server-sequential.thinking のような名前が指定できます。この名前は mcp add / get / list / remove、実行時のツール名前空間、OAuth資格情報の参照をまたいで保持されます。

クラウドタスク側では、保存済みのChatGPT資格情報が想定外の宛先へ渡らないよう検証が入りました。CODEX_CLOUD_TASKS_BASE_URL は443番ポートの信頼済みChatGPT HTTPSオリジンに対して検証され、ユーザー情報・クエリ・フラグメントを含むURLは拒否されます。あわせてクラウドタスクのバックエンドと環境探索のクライアントでリダイレクトを無効化し、リダイレクト先へ資格情報が転送されない作りになりました。

このほか、Vimモードでのドラフト内検索(/?n/N での移動)、レート制限バナーからの使用量確認やプラン管理、Amazon Bedrockの再認証を含む資格情報再取得の進捗表示、thread/shellCommand のタイムアウト設定(1時間超も指定可)が追加されています。修正側では、自動承認レビューが履歴圧縮をまたいで指示と認可を保持する点、再開したスレッドが保存済み作業ディレクトリを復元する点、Windows の Microsoft Store 版 PowerShell でのサンドボックス実行などが対象です。

編集部の見方

編集部は、今回の更新で確認すべきなのは新機能ではなく update_plan の既定オフだと考えます。追加された設定項目より、何もしていない利用者の手元で挙動が変わる点のほうが実害に直結するためです。

  • 根拠1: 既定値が false になっただけでなく、無効時はモデル向けプロンプトからガイダンス自体が取り除かれます。ツールが呼べなくなる以上の変化で、出力の組み立て方に影響します。
  • 根拠2: 一方で復旧手段は tools.update_plan.enabled = true の1行です。影響は広いものの、対処のコストは小さく収まります。
  • 根拠3: output_token_limit とパッケージ形式のサーバ名は、いずれも自分で設定した人だけが対象の追加機能です。設定しなければ挙動は変わらないため、更新時の確認事項にはなりません。
  • この見方が変わる条件: 後続リリースで既定が戻る、または計画提示に相当する別の仕組みが既定で組み込まれた場合、更新前の確認は不要になります。

よくある質問

Q: 0.152.0に上げると作業計画は完全に使えなくなりますか?

A: いいえ。既定で無効になるだけで、設定に tools.update_plan.enabled = true を書けば従来どおり利用できます。

Q: 自分で書いた指示に「計画を立てて」と書いてある場合、それも消えますか?

A: 消えません。利用者独自のベース指示、モデルカタログの指示、コラボレーションポリシー、ゴール文は、planning や update_plan に言及していても保持されます。取り除かれるのは同梱のガイダンスです。

Q: MCPの output_token_limit を設定しないとどうなりますか?

A: 今回の変更は各ツールに上限を指定できるようにするもので、指定しない場合の挙動は変わりません。プラグイン側と利用者側の両方に指定がある場合のみ、厳しいほうが適用されます。


まとめ

OpenAIは2026年9月1日、Codex CLI 0.152.0を正式版として公開しました。update_plan が opt-in に変わり、既定では作業計画が提示されなくなります。計画表示を前提に運用している場合は、更新前に tools.update_plan.enabled = true を設定へ追加しておく必要があります。MCPのツール単位出力上限とパッケージ形式サーバ名、クラウドタスクの資格情報保護もあわせて入りました。


【用語解説】

  • update_plan: Codexが作業の段取りを組み立てて提示するためのツール。0.152.0から既定で無効になりました。
  • MCP【エムシーピー】: 外部ツールやデータ源をAIから呼び出すための接続規格。Codex CLIでは設定ファイルにサーバを登録して使います。
  • コンパクション: 会話が長くなったときに履歴を圧縮して、扱えるサイズに収める処理のことです。

引用元:


この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。

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KOJI TANEMURA

15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。