LTX-2.5 - 10秒の映像を6.8秒で生成。LTX-2.5が重み公開、年商1000万ドル未満は商用無償 anchor left anchor right

Aug 13 2026 AIニュース

10秒の映像を6.8秒で生成。LTX-2.5が重み公開、年商1000万ドル未満は商用無償

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Lightricksが公開した動画生成モデルLTX-2.5について、公表された生成速度の計測条件、カットをまたいで同一性を保つ多ショット生成、そして商用利用の可否を分けるライセンス条件を整理します。

📖 この記事で分かること

  • LTX-2.5の公開日・開発元・モデル規模
  • 「6.8秒で生成」という数値の計測条件
  • カットをまたいで同一性を保つ多ショット生成
  • 商用利用の可否を分けるライセンス条件

💡 知っておきたい用語

  • オープンウェイト: 学習済みモデルの重み(内部の数値)そのものが配布され、手元の機材で動かせる形式。完成品だけでなく中身ごと配られるイメージです。

最終更新日: 2026年8月13日

▶ 公式ページ

LTX-2.5 - 10秒の映像を6.8秒で生成。LTX-2.5が重み公開、年商1000万ドル未満は商用無償

Lightricksが動画生成モデルLTX-2.5を公開

この記事のポイント

  • Lightricksが2026年8月11日、動画生成モデル LTX-2.5(2026年8月時点)をオープンウェイトで公開しました。
  • 画像から10秒クリップを約6.8秒で生成(NVIDIA GB200を2基使用・蒸留版での計測値)。
  • 年間売上1,000万ドル未満の組織は商用・製品利用が無償(2026年8月時点)。

Lightricks は 2026年8月11日、動画生成モデル「LTX-2.5」をオープンウェイトで公開しました。パラメータ数は22B(220億)で、非対称デュアルストリーム構成の diffusion transformer を採用しています。テキストエンコーダには Gemma 4 12B にカスタム投影を加えたものが使われています。

公開初日から ComfyUI が公式ワークフローテンプレートで対応し、重みは Hugging Face から取得できます。マネージド利用向けの LTX API【エーピーアイ】も用意され、Runway も全サブスクライバー向けの提供を告知しています。開発・公開元はあくまで Lightricks で、Runway や ComfyUI は利用チャネルという位置づけです。

「6.8秒」は条件付きの数値

公表されている生成速度は、画像から10秒のクリップを約6.8秒で生成、というものです。ここで重要なのは計測条件で、NVIDIA GB200 を2基使い、かつ蒸留(distilled)版のモデルを用いた場合の数値とされています。手元の一般的なGPUで同じ速度が出るという意味ではありません。

それでも、生成にかかる時間が映像の再生時間を下回るという点は、動画生成の使い方を変えうる水準です。1本作って確認し、直してまた作る、という試行錯誤の回転数が上がるためです。動作要件としては Python 3.12以上、CUDA 12.7以上が案内されており、メモリに余裕がない環境向けに fp8 へのキャストと CPU オフロードの手段が用意されています。最小VRAM(2026年8月時点)の具体値は公式モデルカードには明記されていません。

カットをまたいで同一性が保たれる

機能面で差が出るのは、ネイティブ多ショット生成です。1回の生成で複数のカットを繋げ、そのカットをまたいでキャラクターの同一性・環境・照明・声・画風を保持するとされています。

従来の動画生成では、1カットずつ作って後から繋ぐ工程が前提になり、カットが変わると人物の顔や服装、光の当たり方がずれる問題がありました。それを1回の生成の内側で処理する設計になっています。

このほか、4K HDR【エイチディーアール】出力への対応、動作内容からクリップ長を自動で予測する auto duration、双方向クロスアテンションによる音声と映像の単一パス同時生成が挙げられています。

使える条件はライセンスで決まる

配布条件は LTX-2 Community License です。年間売上1,000万ドル未満の組織は、商用利用・製品への組み込みを無償で行えます。これを超える規模の組織は、有償の商用利用契約が必要になります(2026年8月時点)。

つまり、個人・小規模スタジオ・スタートアップにとっては、重みを手元に置いたまま費用をかけずに製品へ組み込める一方、大企業は別途契約の判断が要る、という線引きです。なお日本国内での提供状況や日本語対応の有無は、公開時点の情報からは確認できていません。

編集部の見方

編集部は、今回の公開で最も効くのは生成速度そのものより 多ショット生成とライセンス条件の組み合わせ だと見ます。

  • 根拠1: 6.8秒という数値は GB200 を2基使った蒸留版の計測値であり、多くの現場が再現できる前提ではありません。速度の恩恵は環境に強く依存します。
  • 根拠2: 一方でカットをまたぐ同一性保持は、環境を問わず出力物の質に直結します。繋ぎのために人手で修正していた工程が減る余地があります。
  • 根拠3: 年商1,000万ドル未満なら商用無償という条件は、内製で映像パイプラインを組む小規模事業者にとって導入判断の障壁を下げます。重みが手元にあるため、生成量に応じた従量課金も発生しません。

この見方が変わる条件は、大手のクローズドモデルが同等の多ショット一貫性をより低い実行コストで提供した場合です。その時点で、オープンウェイトであることの利点は「同一性の品質」から「運用の自由度と費用」の側へ移ります。


よくある質問

Q: 6.8秒というのは自分のパソコンでも出る速度ですか?

A: いいえ。公表値は NVIDIA GB200 を2基使い、蒸留版モデルを用いた場合の計測値です。一般的な環境で同じ時間になるとは限りません。

Q: 無償で商用利用できるのは誰ですか?

A: LTX-2 Community License のもと、年間売上1,000万ドル未満の組織が対象です(2026年8月時点)。これを超える場合は有償の商用利用契約が必要になります。

Q: どこから入手できますか?

A: 重みは Hugging Face で配布されています。ComfyUI は公開初日から公式ワークフローテンプレートで対応しており、マネージド利用向けの LTX API もあります。Runway も全サブスクライバー向けの提供を告知しています。


まとめ

Lightricks が 2026年8月11日に公開した LTX-2.5 は、22B パラメータのオープンウェイト動画生成モデルです。画像から10秒クリップを約6.8秒で生成した計測値は GB200 2基・蒸留版という条件付きですが、カットをまたいでキャラクターや照明を保つ多ショット生成、4K HDR 出力、音声と映像の同時生成が公式に挙げられています。年間売上1,000万ドル未満の組織は商用利用が無償で、重みを手元に置いた運用が可能です。


【用語解説】

  • 蒸留モデル: 大きなモデルの挙動を小さなモデルに学習させ、精度を保ちつつ動作を軽く速くしたもの。今回の速度計測はこの蒸留版で行われています。
  • 多ショット生成: 複数のカットを1回の生成でまとめて作る方式。カットが切り替わっても登場人物や光の条件が保たれます。
  • auto duration: 指示した動作の内容から、クリップの長さをモデル側が自動で決める仕組み。

引用元:


この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。

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KOJI TANEMURA

15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。