「プロジェクト機能は作ってみたけど、結局ファイルをアップロードするだけで終わっている」という方は、意外と多いのではないでしょうか。
実は前回の記事でご紹介した基本機能に加えて、その後もアップデートが続いていて、便利な使い方がどんどん増えています。 今回は、前回の記事では紹介していなかった「ソース追加」機能に絞って、具体的な使い方を解説していきます。
というのも、SlackやGoogle Driveなど、すでに仕事で使っているサービスをリンク1本でプロジェクトに繋げられるようになっているんです。 本記事では、3種類のソース追加方法の具体的な手順を、初心者の方でもすぐに試せるようにわかりやすくご紹介します。
※ プロジェクト機能の基本(作り方・メリット・使い分け)については、こちらの記事をご参照ください→ ChatGPTのプロジェクト機能で散らばったチャットを劇的に整理!初心者でも今すぐ活用できる5つのメリット
「ソース追加」機能とは?何が変わったの?
まず、この機能の変化を一言で説明するとこうなります。
「プロジェクトが、ただの”整理フォルダ”から”生きたナレッジベース”に変わった」
従来のプロジェクトでは、PDFや画像などのファイルをアップロードして、ChatGPTに参照させる形でした。 つまり、ファイルを用意して・プロジェクトを開いて・アップロードして——という手間が必要だったわけです。
追加されたのは、以下の3つの新しいソース追加方法です[1]。
- アプリからのソース(SlackチャンネルやGoogle DriveのURL貼り付け)
- チャットからのソース(ChatGPTが生成した回答をそのまま保存)
- アドホックなテキストソース(メモや参考資料をそのまま貼り付け)
それぞれを順番に見ていきましょう。
ステップ1:Slackチャンネルを繋げてみる(アプリからのソース)
では、最初の方法から試してみましょう。
SlackチャンネルのURLをプロジェクトのソース欄に貼り付けるだけで、そのチャンネルの情報をChatGPTが参照できるようになります。 チームの議論ログや共有された資料を、ChatGPTがそのままコンテキストとして読み込んでくれる——というイメージです。
手順
- プロジェクト画面を開き、「情報源」タブを選択する
- 情報源を「追加」するボタンを選択する
- 表示されたメニューの中から「Slack」ボタンをクリックする
- Slackのチャンネル画面を開き、チャンネルURLをコピーする
- 貼り付け欄にURLを入力し、「追加」を実行する
- はじめての場合は「Slackアプリを接続する」の画面が表示されるので、アクセスを許可する

接続が完了すると、そのプロジェクト内のチャットでSlackの情報を参照した回答が得られるようになります。
ステップ2:Google DriveのファイルをリンクでINする(アプリからのソース)
次に、Google Driveとの連携です。 こちらもSlackと同様に、ファイルやフォルダのURLを貼り付けるだけで完結します。
手順
- Google Driveで連携したいファイルまたはフォルダを開く
- 「リンクをコピー」でURLを取得する(共有設定は「リンクを知っている全員」推奨)
- プロジェクトの「情報源」タブ → 「ソースを追加」を開く
- コピーしたURLを貼り付けて「追加」をクリックする
- Googleアカウントとの連携を求められた場合は、アクセスを許可する
これで、Google Drive上の企画書・議事録・マニュアルなどをChatGPTがリアルタイムで参照できるようになります。
注意点: Googleアカウントの連携と、ファイルへのアクセス許可が設定の前提です。 ファイルの共有設定が「限定公開」のままだとChatGPTが読み込めない場合があるため、設定画面でアクセス権の確認を忘れないようにしましょう。
ステップ3:ChatGPTの良い回答をそのまま”知識”として保存する(チャットからのソース)
3つの方法の中で、最も新しい発想がこちらです。
「ChatGPTが生成した回答を、そのままプロジェクトのソースとして保存できる」——これが「チャットからのソース」機能の核心です。
たとえば、ChatGPTに「競合他社のAI活用事例を整理して」と頼んで、優秀な回答が返ってきたとします。 その回答をソースとして保存しておけば、次回以降のチャットでも「以前まとめた競合分析をベースに提案書を作って」と指示できるようになります。
手順
- プロジェクト内のチャットで、保存したい回答のメッセージメニュー(⋯)を開く
- 「プロジェクトの情報源に追加する」を選択する
- プロジェクトの「ソース」タブを開くと、保存された回答が一覧で確認できる

これにより、ChatGPTが作ったものをChatGPTが覚える——という、自己強化のサイクルが生まれます。 コンテンツ制作・業務マニュアル整理・リサーチ作業など、継続的な作業ほど効果を実感しやすいでしょう。
なお、保存したソースは「ソース」タブで新しい順・古い順・アルファベット順に並び替えて管理できます[2]。 ソースが増えてきたときに、目当てのものをすぐ見つけられるので、積極的に活用してみてください。
おまけ:メモをそのまま貼り付ける(アドホックなテキストソース)
最後に紹介するのは、最もシンプルな方法です。
アプリの連携設定も、ファイルの用意も不要。 テキストを貼り付けるだけで、即席のソースが完成します。
手順
- プロジェクトの「情報源」タブ → 「追加」を開く
- 「テキストを入力」の欄を選択する
- メモ・ブリーフ・参考資料のテキストを貼り付ける
- タイトルをつけて「追加」をクリックする
会議のメモや、Webで見つけた参考情報、ブレスト中のアイデアメモなど、「すぐに使いたい情報」を瞬時にプロジェクトに加えられます。 アプリ連携の設定が面倒に感じるときも、まずこちらで試してみるのがおすすめです。
4つのステップをまとめると
ここまでご紹介した手順を整理すると、このようになります。
| ソースの種類 | 使い方 | 向いているケース |
|---|---|---|
| アプリ(Slack) | チャンネルURLを貼り付け | チームの議論ログを参照したいとき |
| アプリ(Google Drive) | ファイル/フォルダURLを貼り付け | 既存ドキュメントをベースに作業するとき |
| チャットの回答 | メッセージメニューから保存 | ChatGPTのアウトプットを知識として蓄積するとき |
| テキスト貼り付け | テキストを直接入力 | 手軽に情報をコンテキストに追加したいとき |
どの方法も、「情報を探して・まとめて・ChatGPTに再入力する」という手間を省くために設計されています。 まずは一番使いやすそうなものから試してみてください。
まとめ
今回は、前回の基本記事では紹介しきれなかった「ソース追加」機能について、4つのステップに分けてご紹介しました。
重要なポイントをまとめるとこうなります。
- Slack・Google DriveはURLを貼るだけで連携できる
- ChatGPTの回答自体をソースとして保存することで、知識が蓄積されていく
- 保存したソースは新しい順・古い順・アルファベット順で並び替えて管理できる
プロジェクト機能は、「ファイルを整理する場所」から「仕事の文脈を丸ごと記憶するスマートな作業空間」へと着実に進化しています。 「まずSlackかGoogle Driveのリンクを1本貼ってみる」——そのたった1ステップが、使い方を大きく変えるきっかけになると思います。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無料プランでも「ソース追加」機能は使えますか?
はい、無料プランでも利用できます。SlackやGoogle Driveとのアプリ連携を含む基本的なソース追加機能は、無料プランのユーザーも使用可能です。テキスト貼り付けによるアドホックソースも同様に利用できますので、まずは使いやすい方法から試してみてください。
Q2. Slack・Google Drive以外のアプリも連携できますか?
現時点(2026年3月)では、SlackとGoogle Driveが主な対応アプリとして案内されています。今後のアップデートで対応サービスが拡大される見込みですが、詳細はOpenAI公式のリリースノートをご確認ください。
Q3. 追加したソースは後から削除できますか?
できます。プロジェクトの「ソース」タブを開くと追加済みのソース一覧が表示されており、各ソースのメニューから削除できます。不要になったソースは定期的に整理することをおすすめします。
Q4. チャットからの保存とファイルアップロードは何が違いますか?
ファイルアップロードは、手元にある既存のドキュメント(PDF・Excelなど)をプロジェクトに登録する方法です。一方、チャットからの保存は「ChatGPTが生成したアウトプット」をそのままソースとして蓄積する方法です。両者を組み合わせることで、外部資料とAIのアウトプットを一元管理できるようになります。
最終更新日:2026年3月15日
※免責事項 本記事の情報は執筆時点のものです。AI技術は急速に進歩しているため、最新情報については各サービスの公式サイトをご確認ください。
Citations:
[1] Projects in ChatGPT | OpenAI Help Center
[2] ChatGPT Enterprise & Edu – Release Notes | OpenAI Help Center
[3] ChatGPT Business – Release Notes | OpenAI Help Center
生成AI・IT活用の初心者向け解説を得意とするWebライター。
商品開発や業務効率化のコンサルタントとして10年以上の活動を行い、現在は中小企業のデジタル活用支援や、AIツールの導入・教育コンテンツ制作を多数手がける。DX研修の受講者数は100名を優に超える。
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