Seedance 2.5 は、Runway API 経由で使える動画生成モデルで、2026年8月15日に1080p出力へ対応しました。
📖 この記事で分かること
- Seedance 2.5が3方式すべてで1080p出力に対応
- 1080pの秒単価は720pの約2.27倍に跳ねる
- 4Kは引き続きSeedance 2.0でしか使えない
- 最低80クレジットが効くのは480pの短尺だけ
💡 知っておきたい用語
- クレジット: Runway APIの課金単位。生成した秒数などに応じて消費される、回数券のような仕組み
- ratio: 出力する映像の縦横のドット数を指定するパラメータ。ここに何を渡すかで解像度が決まる
最終更新日: 2026年8月17日
▶ 公式ページ
- Runway API チェンジログ(Runway 公式ドキュメント)

Seedance 2.5 が1080p出力に対応した
この記事のポイント
- Runwayは2026年8月15日、Seedance 2.5(2026年8月時点)の1080p出力対応を公式チェンジログで告知しました。
- 1080pの出力単価は68クレジット/秒で、720pの30クレジット/秒の約2.27倍です(2026年8月時点)。
- 4Kは引き続きSeedance 2.0のみ。最高解像度と2.5の新機能は同時に取れません。
Runwayは2026年8月15日、API【エーピーアイ】経由で使えるSeedance 2.5について、text-to-video / image-to-video / video-to-videoの3方式すべてで1080p出力に対応したと公式チェンジログに記載しました。
このモデルがRunway APIで提供開始されたのは8日前の8月7日で、そのときの対応解像度は480pまたは720pのみでした。今回の更新は、提供開始から短期間での解像度の引き上げにあたります。
ただし、この告知の実質的な中身は「使える解像度が増えた」という可用性の話に留まりません。同じ1文のなかで秒あたりの課金額が併記されており、そちらのほうが実務上の判断材料になります。
指定方法と、4Kの扱い
1080pを使うにはratioパラメータに1080pの値を渡します。チェンジログが例示しているのは1920:1080(16:9)と1080:1920(9:16)の2つで、横向きと縦向きの両方が用意されています。モデル名の文字列はseedance2_5のまま変わりません。
注意が要るのは4Kの扱いです。チェンジログは「4KはSeedance 2.0のまま」と明記しており、今回の更新でもSeedance 2.5から4Kは出せません。
Seedance 2.5は8月7日の提供開始時点で、音声の同時生成(オプション)や参照枠の拡大といった機能を持っています。参照の上限は画像が最大30枚、動画が10本、音声が10クリップで、参照動画と音声の合計尺は30秒未満に収める必要があります。video-to-videoではこのうち動画スロットを1つpromptVideoが使うため、実際に参照へ回せる動画は9本です。入力動画は480p以上であることも条件になっています。
つまり現時点(2026年8月時点)では、4Kを取るならSeedance 2.0に戻り、2.5の音声同時生成や広い参照枠は諦める、という二者択一が残っています。解像度と機能のどちらを優先するかを、案件ごとに決める必要があります。
料金は解像度に比例しない
1080pの課金は、出力が68クレジット/秒、入力および参照動画が34クレジット/秒です。1回あたり最低80クレジットという下限は据え置きです。
これを提供開始時の水準と並べると、単価の上がり方がわかります。
| 解像度 | 出力(クレジット/秒) | 入力・参照動画(クレジット/秒) |
|---|---|---|
| 480p | 20 | 10 |
| 720p | 30 | 15 |
| 1080p | 68 | 34 |
出力の秒単価は720p比で約2.27倍、480p比では3.4倍です。入力・参照動画側も34対15で約2.27倍と、同じ比率で上がっています。720pから1080pへの画素数の増加はおよそ2.25倍なので、単価はほぼ画素数どおりに引き上げられた形です。解像度を上げた分だけ素直に高くなる、と言い換えることもできます。
問題は、これが秒あたりの単価であるため、尺が伸びるほど差額が効いてくる点です。10秒の映像を出力すると1080pで680クレジット、720pなら300クレジットです。Seedance 2.5の上限である30秒まで伸ばすと、1080pが2,040クレジット、720pが900クレジットとなり、1本あたり1,000クレジット以上の開きが出ます。
据え置きとなった最低80クレジットの扱いにも整理が要ります。この下限が実際に効くのは、480pで最短の4秒を出力したときだけです。480pの4秒はちょうど20×4で80クレジットとなり下限と一致しますが、720pの4秒は120クレジット、1080pの4秒は272クレジットで、いずれも下限を大きく超えます。1080pを使う限り、最低額は事実上意味を持ちません。
なお、参照画像と参照音声が無料である点は8月7日のエントリに記載されたもので、今回の1080pエントリでは触れられていません。クレジットの米ドルや日本円への換算レートは、今回のチェンジログには記載がありません。
制作フローへの影響
秒単価が2倍を超えるため、これまで720pで回していたワークフローをそのまま1080pに差し替えると、コストはおおむね2.27倍になります。ただし1080p化の判断は、全カットに一律で適用するものではありません。
現実的な使い分けは、確認用と納品用を分けることです。プロンプトや参照素材を詰める試行錯誤の段階は480pまたは720pで回し、構図と動きが固まった最終カットだけ1080pで出し直す形なら、上がった単価が効く範囲を最終出力に限定できます。参照動画側も同じ比率で単価が上がっているので、参照に長い動画を渡す設計をしている場合は、そちらの消費も見積もりに入れる必要があります。
一方で、納品要件に4Kが含まれている案件では話が変わります。Seedance 2.5では4Kが出せないため、モデルをSeedance 2.0に戻す判断になり、その時点で音声の同時生成や拡大した参照枠は使えなくなります。4K納品と2.5の機能は、現時点では両立しません。
段階的なロールアウトの有無、対象プラン、提供国による差異については、今回の告知に記載がありません。
編集部の見方
編集部は、今回の更新でまず確認すべきは解像度そのものではなく、参照動画側の単価が同じ比率で上がった点だと見ています。
- 根拠1: 出力68クレジット/秒に注目が集まりやすい一方、入力および参照動画も34クレジット/秒と、720pの15から約2.27倍に上がっています。参照を多用する設計ほど、出力側だけを見た見積もりとの乖離が大きくなります。
- 根拠2: Seedance 2.5は参照の上限が画像30枚、動画10本、音声10クリップと広く、参照を厚く積む使い方を前提にしたモデルです。参照動画の合計尺は30秒未満という制約があるため上限は読めますが、それでも出力尺と別枠で課金が発生します。
- 根拠3: 参照画像と参照音声が無料である点は8月7日のエントリにあり、今回のエントリでは再掲されていません。無料なのは画像と音声で、動画は有料という線引きを取り違えると、見積もりがずれます。
この見方が変わる条件は、クレジットの換算レートや、1080p向けの割引・プラン単位の枠が別途示された場合です。今回のチェンジログには換算に関する記載がないため、金額としての重さは各利用者の契約条件によって変わります。
よくある質問
Q: Seedance 2.5で4Kは出せますか
A: 出せません。チェンジログは4KがSeedance 2.0のままであることを明記しています。4Kが必要な場合はSeedance 2.0を使う必要があり、その場合はSeedance 2.5の音声同時生成や拡大した参照枠は利用できません。
Q: 1080pにすると料金は具体的にどれくらい上がりますか
A: 出力の秒単価は720pの30クレジット/秒に対し1080pが68クレジット/秒で、約2.27倍です。480pの20クレジット/秒と比べると3.4倍になります。入力および参照動画も15から34へ、同じく約2.27倍です(いずれも2026年8月時点)。クレジットの米ドル・日本円換算は今回の告知に記載がありません。
Q: 最低80クレジットという下限は1080pでも影響しますか
A: 実質的に影響しません。1080pの最短4秒でも272クレジットとなり下限を大きく超えます。この下限が一致するのは480pで4秒を出力したときで、20×4でちょうど80クレジットになります。
まとめ
Runwayは2026年8月15日、Seedance 2.5がtext-to-video / image-to-video / video-to-videoの3方式で1080p出力に対応したと告知しました。ratioに1920:1080や1080:1920を渡す形で指定します。出力は68クレジット/秒、入力および参照動画は34クレジット/秒で、いずれも720p比で約2.27倍です。4Kは引き続きSeedance 2.0でのみ利用でき、最高解像度と2.5の新機能は現時点では両立しません。
【用語解説】
- text-to-video / image-to-video / video-to-video: それぞれ文章から、静止画から、既存の動画から映像を生成する方式。Seedance 2.5は3方式すべてで1080pに対応しました
- 参照(reference): 生成したい映像の見た目や動きを寄せるために渡す素材。Seedance 2.5では画像・動画・音声を渡せます
- promptVideo: video-to-videoで、変換の元になる動画を指定する枠。参照できる動画10本のうち1つをこの枠が使います
引用元:
- [1] Runway API Changelog(2026年8月15日・8月7日エントリ)(Runway 公式ドキュメント)
この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。
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