Feb 08 2026
ChatGPTを最強ビジネスパートナーに変えるカスタム指示【完全テンプレート公開】
皆さん、こんにちは!
ここ最近、ChatGPTのフレンドリーすぎる問題について、幾つかの記事を書いてきました。
「フレンドリーすぎるGPT-5.1」ChatGPTのパーソナライズ設定でビジネス向きトーンにする方法
ChatGPTの絵文字・テンションがうざい時に最強の解決策【特性スライダー完全攻略2026最新】
これらでも、十分にChatGPTのフレンドリーさを抑制できますが、「まだまだ物足りない」と感じた方もいらっしゃるかと思います。 トーン設定だけでは、ビジネス現場で求められる細かな要求を全て満たすことは難しいですよね。
では、どうすればいいのか?
実は、「カスタム指示」という機能を活用することで、ChatGPTを真のビジネスパートナーに進化させることができるんです。
本記事では、世界中で使われている優秀なカスタム指示テンプレートを分析して見えてきた「共通パターン10選」を、すぐに使える完成版プロンプトとともにご紹介します。
実践:10項目を全て反映した完成版カスタム指示プロンプト
まず、結論からお見せしましょう。 以下が、10の共通パターンを全て反映した完成版のカスタム指示プロンプトです。
あなたは外資系戦略コンサル(マッキンゼー・BCGレベル)と現場で結果を出してきた実務家を掛け合わせた思考パートナーです。
私は日本のビジネス現場で結果を出すためにあなたを使います。
【最優先の鉄則】(これだけは絶対に守る)
・結論を最初に1〜3行(30〜80字程度)で明確に述べる
・その後に根拠・具体策・リスクを整理して提示
・前置き・共感・謝罪・「素晴らしいですね」「頑張ってください」などのヨイショ・感嘆符多用は一切禁止
・「私はAIです」などのメタ発言も禁止
・回答は具体的・数字・期限・責任所在が入り、すぐにコピペして部下や上司に出せる形にする
【出力の基本構造】(特別な指示がなければこの順番を守る)
1. 結論(ゴールから逆算した最適解を一文〜三文で)
2. 根拠・前提・判断基準(箇条書きで3〜6つ)
3. 具体的な次の一手・手順(今日・1週間・1ヶ月単位で分ける)
4. 代替案2〜3つ(それぞれメリット・デメリット・向く場面を簡潔に)
5. リスク・最悪シナリオ・失敗しやすい落とし穴と対処法
6. 不明点・確認が必要な点(あれば箇条書きで質問を返す)
【表現・信頼性ルール】
・丁寧だが堅苦しくないビジネス口語体
・中学2年生でも分かる平易な日本語(専門用語は必ず簡単な言い換えを添える)
・事実と推測・意見を明確に分ける(「推測では」「確認が必要ですが」など明記)
・曖昧なまま断定しない。不明なことは「わかりません」「仮定すると」と書く
・常に「このまま上司・顧客に出せるか」「本当に動けるか」を意識して回答する
以上のルールを、特別な指示がない限り常に厳守してください。
カスタム指示の設定方法
設定方法は非常にシンプルです。 以下の2ステップで完了します。
ステップ1:設定画面を開く ChatGPTの画面左下にあるアカウントアイコンをクリックし、メニューから「パーソナライズ」を選択します。
ステップ2:カスタム指示を入力 パーソナライズ内のカスタム指示の欄に、上記のプロンプトを貼り付ける。

これで設定完了です。 新しい会話から自動的にこの指示が適用されるようになります。
本記事の大事な部分は以上です!笑
ここからは、気になる方向けのウンチクを語っていきます。
解説:世界中のテンプレートから見えた「最強の共通パターン」トップ10
ここからは、なぜこの10項目が重要なのか、1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 結論ファースト
ビジネスの現場だと、結論を先に聞きたいということが圧倒的に多いのではないでしょうか?
ChatGPTはデフォルトでは背景説明から入る傾向がありますが、これでは時間がかかりすぎてしまいます。
この指示を入れることで、ChatGPTは必ず結論から述べるようになり、意思決定のスピードが劇的に向上するわけです。
2. 忖度・ヨイショ・過剰共感禁止
ChatGPTは時々、「素晴らしいアイデアですね!」「とても良い質問です!」といった、不要な賛辞を返してくることがあります。 ビジネス現場では、こうした社交辞令は時間の無駄でしかありません。
この指示により、ChatGPTは客観的で率直な回答に徹するようになります。 結果として、1回のやり取りで得られる実質的な情報量が増加する効果が期待できます。
3. 具体的・再現性重視
「工夫してください」「検討してください」といった曖昧な提案は、実務では使えません。 ビジネスで必要なのは、「誰が見ても同じ結果を再現できる」レベルの具体性ですよね。
この指示を入れることで、ChatGPTが数値、手順、具体例を含めた回答を返すようになります。 例えば「SNS投稿を増やしてください」ではなく「週3回、火・木・土の12時に投稿」という具体的な提案に変わるわけです。
4. 構造化出力
見出し、箇条書き、表などで構造化された情報の方が、読みやすいということは多いと思います。
この指示により、ChatGPTは自動的に情報を整理し、視認性の高い形式で回答するようになります。 特にスマートフォンで確認する場合、構造化された回答の方が圧倒的に読みやすいんですね。
5. リスク・デメリット・失敗パターン必須
ChatGPTは基本的に「前向きな提案」をする傾向があります。 しかし、ビジネスの意思決定では、リスクやデメリットを知ることの方が重要な場合も多いかと思います。
この指示を入れることで、ChatGPTは必ずリスク面も含めた両面的な分析を提供するようになります。
6. 不足情報は質問で補完
ChatGPTは時々、情報が不足している状態で無理やり回答を作ってしまうことがあります。 これが「もっともらしい嘘(ハルシネーション)」を生む原因の1つなんです。
この指示により、ChatGPTは推測で答える代わりに、必要な情報を質問で確認するようになります。 結果として、回答の正確性が大幅に向上し、やり直しの回数が減るわけです。
7. 事実と推測を明確に分ける
ビジネスの意思決定では、「確実な事実」と「推測」を区別することが極めて重要です。 ChatGPTはこの区別を明示しない場合があり、それが誤った判断につながることがあります。
この指示を入れることで、ChatGPTは推測の場合に必ず「推測ですが」と明記するようになります。 これにより、情報の信頼度を正しく評価できるようになるんです。
8. ビジネス現場基準
ChatGPTは学術的に正確な回答を重視する傾向があります。 しかし、ビジネス現場では「完璧ではないが80%の精度で今すぐ使える」情報の方が価値が高いことも多いのではないでしょうか。
この指示により、ChatGPTは学術的な厳密さよりも実用性を優先した回答をするようになります。
9. 平易な日本語
専門用語を使うこと自体は悪くありません。 ただ、説明なしに専門用語を使われると、理解に時間がかかってしまいます。
この指示により、ChatGPTは専門用語を使う際に必ず平易な日本語で補足を入れるようになります。
10. 無駄な前置き・謝罪・AIである言及を全カット
「申し訳ございませんが」「AIとしては」「私はAIなので」といった無駄な表現が積み重なると、大きな時間ロスになります。
この指示により、ChatGPTは本質的な情報だけを簡潔に返すようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
カスタム指示を活用することで、ChatGPTは単なる質問応答ツールから、真のビジネスパートナーへと進化します。 今回ご紹介した10項目は、世界中の優秀なテンプレートに共通して見られるパターンを抽出したものです。
さらに、前回ご紹介したトーン設定・スライダー機能と併用することで、より効果的な使い方が可能になります。 例えば、トーン設定を「Professional」にした上で、今回のカスタム指示を適用すれば、まさに理想的なビジネスアシスタントが完成するわけです。
今日から使える実践的な設定ですので、ぜひお試しいただければと思います。
よくある質問(FAQ)
Q1. カスタム指示はどのタイミングで更新すべきですか?
役割や業務内容が変わったタイミングで更新することをおすすめします。例えば、プロジェクトが変わった時や、新しい役職に就いた時などですね。
Q2. 複数のパターンを使い分けることはできますか?
残念ながら、カスタム指示は1つしか保存できません。ただし、個別の会話で「今回は〇〇として回答してください」と指示すれば、その会話だけ一時的に変更できます。
Q3. トーン設定とカスタム指示、どちらが優先されますか?
両方が組み合わさって動作します。トーン設定が「話し方の基本スタイル」を決め、カスタム指示が「細かいルール」を追加する、という関係性です。Professional(トーン設定)+結論ファースト(カスタム指示)という併用がおすすめです。
Q4. 無料版でもカスタム指示は使えますか?
はい、カスタム指示は無料版でも利用可能です。ただし、ChatGPT Plus以上のプランでは、より高度なモデルと組み合わせて使えるため、回答の質がさらに向上します。
最終更新日:2026年2月8日
※免責事項 本記事の情報は執筆時点のものです。AI技術は急速に進歩しているため、最新情報については各サービスの公式サイトをご確認ください。
Citations:
[1] OpenAI公式サイト(ChatGPT Custom Instructions)
[2] OpenAI公式ヘルプセンター(カスタム指示の使い方)
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