📖 この記事で分かること
- Google Vids で画像から自分専用の AI アバターが作れるようになった
- 個人は Google AI Pro / Ultra、法人は対象 Workspace プランが対象
- 10 月 30 日から順次、11 月 20 日から全面展開
- 動画は 1 本 60 秒まで、管理者側の制御設定はない
💡 知っておきたい用語
- AI アバター: 人物の写真をもとに作る、動画の中で動く「分身」のこと。本人がカメラの前に立たなくても、動画に登場させられます
- Google Vids: Google Workspace に含まれる動画作成ツール。スライドを作る感覚で、説明動画や案内動画を組み立てられます
最終更新日: 2026年11月3日
▶ 公式ページ
- Google Vids でカスタムアバターを作成する(発表記事)(Google Workspace Updates)
- Google Vids のアバター機能のヘルプ(Google ヘルプ)

Google Vids のカスタムアバター機能とは
この記事のポイント
- Google は 2026 年 11 月 2 日、Google Vids で画像をアップロードしてカスタム AI アバターを作れる機能を発表しました(2026年11月時点)。
- 個人は Google AI Pro と Ultra の利用者が対象、法人は対象の Google Workspace プランが必要です。
- Rapid Release は 10 月 30 日から最長 15 日かけて順次、Scheduled Release は 11 月 20 日から 1〜3 日で全面展開です。
- 生成されるアバター動画は 1 本 60 秒まで。管理者向けの制御設定はありません。
社内の案内動画や短い説明動画を Google Vids で作っている人は、カメラの前に立たなくても、手持ちの写真から作った自分のアバターを動画に登場させられるようになります。Google が 11 月 2 日に発表した、Google Vids のカスタムアバター機能です。利用者は Google Vids の中で直接、画像をアップロードしてカスタムアバターを作れると Google は説明しています。
対象は、個人の Google アカウントでは Google AI Pro と Ultra の利用者です(2026年11月時点)。ヘルプには、この機能の利用には対象の Google Workspace プランまたは Google AI プランが必要だと記されています。無料の個人アカウントだけでは使えない前提で考える必要があります。
展開時期と利用条件
展開は、Google Workspace の 2 つのリリース方式で時期が分かれます。Rapid Release ドメインでは 2026 年 10 月 30 日から、機能が見えるまで最長 15 日かけて段階的に展開されます。Scheduled Release ドメインでは 2026 年 11 月 20 日から、1〜3 日で全面展開されます(2026年11月時点)。自分の職場がどちらの方式かは、Workspace の管理者が設定しているため、まだ表示されていなくても慌てる必要はありません。
Rapid Release は、Google の新機能を早めに受け取る設定、Scheduled Release は、数週間遅れて安定してから受け取る設定です。個人の Google AI Pro / Ultra 利用者にどの日程が当たるかは、発表記事の該当箇所には書かれていません。
Google はヘルプで、良い結果を得るには、顔がはっきりと明るく写り、背景が無地の 16:9 横長の画像を使うことを勧めています。スマートフォンの縦長の自撮りや、人混みの中で撮った写真をそのまま使うと、思ったとおりのアバターにならないことがあります。
読者にとって何が変わるか
これまで Google Vids で人物が出てくる動画を作るには、自分で撮影するか、用意された素材を使う必要がありました。今回の機能で、1 枚の写真から自分や登場人物のアバターを作り、動画に組み込めるようになります。
たとえば、月初に全社へ送る 1 分程度の業務連絡動画や、新しく入った人向けの短いあいさつ動画を担当している人なら、撮影の時間と場所を確保せずに、顔の見える動画を作れます。毎回同じ人が出る動画を定期的に作っている人ほど、この差が効きます。
一方で、気をつける点が 2 つあります。1 つ目は長さです。生成されるアバター動画は 1 本あたり最長 60 秒です(2026年11月時点)。研修動画のように数分にわたって人物が話し続ける動画を、アバター 1 本で作ることは想定しにくい仕様です。2 つ目は、この機能に管理者向けの制御設定がないことです。企業の Workspace 管理者が、組織内でこの機能だけをオフにする設定は、発表記事に「ない」と明記されています。社内の情報管理の担当者は、この前提で利用ルールを考える必要があります。
写真に写る本人以外の人物をアバターにする場合、本人の同意や社内の規定を事前に確かめておくほうが安全です。
編集部の見方
編集部は、この機能が最初に効くのは、社外向けの宣伝動画ではなく、社内向けの短い定期連絡だと見ています。
- 根拠 1: 生成されるアバター動画は 1 本 60 秒までです。1 分以内の業務連絡や週次の案内なら収まりますが、長い説明をアバターだけで作る用途には向きません。
- 根拠 2: 対象プランが Google AI Pro / Ultra と対象 Workspace プランに絞られています。すでに Google Vids を業務で使っている職場で、追加の契約を増やさずに試せる範囲が広いのは社内用途です。
- 根拠 3: 管理者向けの制御設定がないため、企業が「社外向けの顔を出す動画は会社の審査を通す」といった線引きをしたい場合、機能側ではなく運用ルール側で縛る必要があります。社外向けで使うには、この整備が先に要ります。
この見方が変わる条件は、60 秒の上限が緩和されるか、管理者がこの機能を組織単位で制御できる設定が加わった場合です。どちらかが実現すれば、社外向けの動画にも使える範囲が広がります。
よくある質問
Q: 無料の Google アカウントでも使えますか?
A: ヘルプには、利用には対象の Google Workspace プランまたは Google AI プランが必要だと記されています。個人の Google アカウントでは Google AI Pro と Ultra の利用者が対象です(2026年11月時点)。
Q: まだ自分の Google Vids に表示されません。いつ使えますか?
A: Rapid Release ドメインでは 10 月 30 日から最長 15 日かけて順次表示されます。Scheduled Release ドメインでは 11 月 20 日から 1〜3 日で全面展開されます(2026年11月時点)。職場の方式は Workspace 管理者が設定しています。
Q: どんな写真を使えばよいですか?
A: Google はヘルプで、顔がはっきりと明るく写り、背景が無地の 16:9 横長の画像を使うと良い結果になると説明しています。
まとめ
Google は 11 月 2 日、Google Vids で手持ちの画像からカスタム AI アバターを作れる機能を発表しました。対象は個人の Google AI Pro / Ultra と対象の Workspace プランで、10 月 30 日から順次、11 月 20 日から全面展開されます。生成される動画は 1 本 60 秒までで、管理者向けの制御設定はないため、企業で使う場合は運用ルールを先に決める必要があります。短い社内向け動画を定期的に作っている人から、使う場面が増えます。
【用語解説】
- Rapid Release / Scheduled Release: Google Workspace の新機能を受け取る 2 つの方式です。Rapid Release は早く受け取る設定、Scheduled Release は数週間遅れて受け取る設定で、管理者が選びます
- Google AI Pro / Ultra: 個人向けの Google の有料 AI プランです。Google Vids のカスタムアバター機能は、個人アカウントではこの 2 つが対象です
- 16:9 横長: 横 16 に対して縦 9 の比率の画像です。テレビやパソコン画面と同じ横長の形で、Google Vids のアバター作成に向くとされています
引用元:
- [1] Create a custom avatar in Google Vids(Google Workspace Updates)
- [2] Google Vids アバター機能のヘルプ(Google ヘルプ)
この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。
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15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。