📖 この記事で分かること
- ComfyUI master に MiniMax H3 Max 向け API ノード 6 種が入った
- H3 Reference ノードで @Image/@Video/@Audio の参照が使える
- 6 ノードは外部 API を呼ぶ変更で、ローカル推論ではない
- 10 月 28 日からの H3 対応 3 連続の位置づけ
💡 知っておきたい用語
- API ノード: ComfyUI のワークフロー内から外部サービスのモデルを呼び出すノード。自分の GPU ではなく提供元のサーバーで処理が走る
- パートナーノード: ComfyUI 本体に同梱される、外部ベンダーのモデルを扱う API ノード群の呼び名
最終更新日: 2026年11月2日
▶ 公式ページ
- 該当コミット 7c4390a(ComfyUI master)(GitHub)
- PR #17424(GitHub)

ComfyUI に入った MiniMax H3 Max ノードの概要
この記事のポイント
- ComfyUI の master に、MiniMax H3 Max(2026年11月時点)向けの API ノード 6 種を追加するコミットが 2026 年 10 月 31 日に入りました。
- 追加は Recast・Extend・Reframe・Insert・Lip Sync・Camera Control の 6 ノードで、変更は minimax.py と nodes_minimax.py の 2 ファイルに集中しています。
- 同じコミットで H3 Reference ノードがプロンプト中の @Image/@Video/@Audio 参照に対応しました。
- 6 ノードは外部 API を呼ぶ「API ノード」の変更で、料金や利用枠はコミットからは読み取れません。
ComfyUI を master 追従で運用している動画ワークフローの開発者は、MiniMax の動画モデル H3 Max を、延長・画角変更・口パク合成といった処理ごとのノードとして配線できるようになりました。ComfyUI 本体のモデル対応ではなく、MiniMax 側の API を呼ぶパートナーノードとしての追加です。コミット 7c4390a は 2026 年 10 月 31 日に master へ入っています。
追加された 6 ノードと H3 Reference の変更点
コミットの件名は「[Partner Nodes] feat(MiniMax): add H3 Max Recast, Extend, Reframe, Insert, Lip Sync and Camera Control nodes」で、ノード名は次の 6 つです。
- Recast
- Extend(動画の延長)
- Reframe(画角の変更)
- Insert
- Lip Sync(音声に合わせた口の動きの合成)
- Camera Control
Extend・Reframe・Lip Sync は名前から処理内容が読み取れますが、Recast・Insert・Camera Control を含めて、各ノードの入出力やパラメータはコミットの件名には書かれていません。評価する場合は差分本体を読む必要があります。変更ファイルは comfy_api_nodes 配下の minimax.py と nodes_minimax.py の 2 つに集中しているので、差分の確認範囲は限られます。
同じコミットには「support @Image/@Video/@Audio prompt references in the H3 Reference node」という変更も含まれます。H3 Reference ノードで、プロンプト文の中に @Image、@Video、@Audio と書いて、別入力として渡した画像・動画・音声を参照できる形です。素材をどの文脈で使うかをプロンプト側で指示できるため、参照画像をただ接続するだけの構成とは組み方が変わります。
PR #17424 のチェックリストには「Is API Node Change」が付いており、この変更が外部 API を呼ぶノードの追加であることを示しています。つまり H3 Max の推論はローカルの GPU ではなく MiniMax 側で実行されます。MiniMax 側の料金・利用枠・リージョン条件は、今回の一次ソースであるコミットと PR からは読み取れません。
10 月 28 日からの H3 対応の流れの中で見る
今回の 6 ノードは、H3 系の対応が立て続けに入った週の 3 件目です。master のコミット履歴には次の 3 件が並んでいます。
| 日付 | 件名(抜粋) | 系統 |
|---|---|---|
| 10 月 28 日 | Support MiniMax Sol-H3-VAE (#17411) | 件名に [Partner Nodes] なし |
| 10 月 30 日 | Support context windows for MiniMax-H3 (#17425) | 件名に [Partner Nodes] なし |
| 10 月 31 日 | [Partner Nodes] feat(MiniMax): add H3 Max Recast … | API ノード |
前の 2 件は件名に [Partner Nodes] の接頭辞が無く、API ノードとは別系統の変更です。Sol-H3-VAE は H3 系で使う VAE(潜在表現と画素の相互変換部)のサポート、コンテキストウィンドウ対応は H3 が一度に扱う範囲の扱いに関する変更と件名から読めます。これらが同じ週に master に入ったことは履歴から確認できます。各変更の中身の対応関係は件名からは分からないため、本記事ではそれ以上の関係は述べません。
技術側の読者にとっての意味は、ComfyUI 上の MiniMax H3 対応が 1 回の追加で終わらず、数日おきに master へ積まれている最中だという点です。固定のタグやリリース版ではなく master を追っている環境では、この 3 件を同時に取り込むことになります。
編集部の見方
編集部は、この 6 ノードを今すぐ本番ワークフローに組み込む段階ではなく、master 追従の検証環境で H3 Reference の参照記法と合わせて差分を読む段階だと見ます。
- 根拠 1: 6 ノードは外部 API を呼ぶ変更で、MiniMax 側の料金・利用枠はコミットと PR からは読み取れません。コスト条件が分からないまま本番の配線に固定するのは、技術枠の読者ほど避けたい判断です。
- 根拠 2: 各ノードの入出力はコミット件名には無く、変更は 2 ファイルに集中しています。差分を読めば仕様が把握できる量なので、ドキュメントを待つより先に手元で確認できます。
- 根拠 3: 10 月 28 日から 31 日の 4 日間で H3 系の変更が 3 件入っており、安定した区切りに達したとは履歴から判断できません。
この見方が変わる条件は、6 ノードの入出力と MiniMax 側の料金・利用条件が公式ドキュメントで確認できた時点です。その時点で、検証環境から本番の動画ワークフローへの組み込みを検討する材料がそろいます。
よくある質問
Q: この 6 ノードは ComfyUI のローカル推論で動きますか
A: 動きません。PR #17424 のチェックリストに「Is API Node Change」が付いており、外部 API を呼ぶ API ノードの追加です。H3 Max の推論は MiniMax 側で実行されます。
Q: H3 Reference ノードの変更は何が変わりましたか
A: プロンプト文の中で @Image/@Video/@Audio と書いて、別入力の画像・動画・音声を参照できるようになりました。参照素材の使い方をプロンプト側で指示する形です。
Q: Recast・Insert・Camera Control の具体的な動作はどこで分かりますか
A: コミットの件名にはノード名だけが挙がっています。動作の詳細はコミットの差分本体、具体的には nodes_minimax.py を読んで確認する必要があります。
まとめ
ComfyUI の master に、MiniMax H3 Max を外部 API 経由で呼ぶ 6 種のノードと、H3 Reference ノードの @Image/@Video/@Audio 参照対応が 2026 年 10 月 31 日に入りました。変更は 2 ファイルに集中し、PR のチェックリストは API ノードの変更であることを示しています。10 月 28 日からの H3 対応 3 件の 1 つであり、master 追従の環境では同時に取り込まれます。料金や利用枠はコミットからは読み取れないため、評価は差分の確認から始める段階です。
【用語解説】
- master 追従: リリース版ではなく、開発の最新コミットが入るブランチをそのまま取り込んで運用すること。新機能が早く使える反面、変更が頻繫に入る
- VAE【ブイエーイー】: 画像や動画を圧縮した潜在表現と画素の間を変換する部品。動画生成モデルの出力を画像に戻す段で使われる
- Lip Sync: 音声の内容に合わせて、映像内の人物の口の動きを合成する処理
引用元:
- [1] コミット 7c4390a: [Partner Nodes] feat(MiniMax): add H3 Max Recast, Extend, Reframe, Insert, Lip Sync and Camera Control nodes(GitHub / Comfy-Org)
- [2] PR #17424(GitHub / Comfy-Org)
- [3] ComfyUI master コミット履歴(GitHub / Comfy-Org)
この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。
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15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。