Claude Code v2.1.275 は 2026年9月18日(日本時間)に公開され、claude.ai アカウントで有効化したスキルとプラグインが端末セッションへ同期されるようになりました。
📖 この記事で分かること
- v2.1.275 で claude.ai 側の有効化設定が端末セッションへ同期
- ターンを中断してキュー済み入力をまとめて送る「今すぐ送信」キー
- npm 経由プラグインの install スクリプトを実行しない方式へ変更
- 約4時間後の v2.1.276 でプロキシ環境の退行を修正
💡 知っておきたい用語
- スキル / プラグイン:Claude Code に手順書や道具を後付けする仕組み。スキルは「作業マニュアル」、プラグインは「工具箱」に相当します
最終更新日: 2026年9月18日
▶ 公式ページ
- Claude Code 変更履歴(Claude Code 公式ドキュメント)
- v2.1.275 リリース(GitHub)
- v2.1.276 リリース(GitHub)

Claude Code v2.1.275 の概要
この記事のポイント
- Anthropic が 2026年9月18日(日本時間)に Claude Code v2.1.275 を公開(2026年9月時点)。claude.ai アカウントで有効にしたスキルとプラグインが、同じアカウントでサインインした端末セッションへ同期されます。
- npm 経由のプラグインは
npm pack --ignore-scriptsで取得して整合性を検証する方式に変わり、パッケージの install スクリプトは実行されなくなりました。 - 約4時間後の v2.1.276 で、
ANTHROPIC_BASE_URLをプロキシに向けた環境で全リクエストが失敗する退行が修正されています。
Claude Code v2.1.275 は、GitHub のリリース時刻で 2026年9月17日 22:33 UTC(日本時間 18日 07:33)に公開されました。ブラウザ側の claude.ai で整えた作業環境を端末側にそのまま持ち込めるようにする同期機能と、プラグイン導入の安全側への変更が中心です。同日 11:12(日本時間)には修正版の v2.1.276 が続いています。
端末セッションが claude.ai の設定を引き継ぐ
claude.ai アカウントで有効にしているスキルとプラグインが、同じアカウントでサインインした端末セッションへ自動で同期されるようになりました。これまではブラウザ側と端末側で別々に整える必要があった環境設定が、アカウント単位でそろいます。
同期を止めたい場合は、設定に syncClaudeAiSkills: false または syncClaudeAiPlugins: false を指定すればオプトアウトできます(2026年9月時点)。端末側の設定を独立させておきたいチームは、この 2 つの設定値を確認しておくとよさそうです。
入力まわりでは「今すぐ送信」キーが追加されました。ctrl+enter(または ctrl+x ctrl+s)を押すと、進行中のターンを中断し、キューにたまったメッセージをまとめて送ります。送信済み・キュー中のメッセージはモデルが受け取るまで灰色で表示され、どこまで届いているかが見分けられます。
プラグイン管理では /plugin install <plugin> --marketplace <source> が加わり、未登録のマーケットプレイスなら先に追加を提案する流れになりました。
プラグイン導入はスクリプトを動かさない方式へ
npm を経由して入れるプラグインは、npm pack --ignore-scripts で取得し、整合性を検証してから展開する方式に変わりました。パッケージに仕込まれた install スクリプトは実行されません。npm パッケージの install スクリプトは、依存を入れただけで任意のコードが走る経路として知られており、AI エージェントの拡張機構に対するサプライチェーン対策として意味のある変更です。
あわせて、git / ssh / マーケットプレイスの URL に含まれるパスワードやトークンが、ログや claude plugin marketplace list の出力に表示されていた問題も修正されました。認証情報入りの URL でマーケットプレイスを登録していた場合は、過去のログに残っていないかの確認が要ります。
SDK 利用者向けには、--system-prompt に __SYSTEM_PROMPT_DYNAMIC_BOUNDARY__ 行を含めたとき、その上の部分をグローバルにプロンプトキャッシュする改善も入っています。配列形式で既に効いていた挙動が、文字列形式にもそろった形です。
VS Code 拡張では、提案された変更を 1 か所ずつ承認・却下するボタンと、Memory ダイアログでの保存メモリの閲覧・編集・削除が追加されています。
4時間後の修正版 v2.1.276
v2.1.275 には、ANTHROPIC_BASE_URL をプロキシやゲートウェイに向けている環境で、すべてのリクエストが 400 … Input tag 'advisor_20260301' で失敗する退行がありました。9月18日 02:12 UTC(日本時間 11:12)公開の v2.1.276 がこれを修正しています。社内ゲートウェイ経由で Claude Code を使っている組織は、v2.1.275 を飛ばして v2.1.276 以降に上げる方が安全です。
Claude Code は 9月に入ってからも、コマンド単位の通信先制限やプラグインのフォルダ単位の動的読み込みなど、拡張機構まわりの整備が続いており、今回の変更もその流れにあります。
編集部の見方
編集部は、今回の更新で最も効くのは同期機能より npm プラグインの install スクリプト非実行 だと見ています。
- 根拠1: プラグインは第三者が配布するコードであり、install スクリプトは導入しただけで実行される経路でした。整合性検証と組み合わせて、この経路を塞いだ意味は大きいです(2026年9月時点)。
- 根拠2: 同日に URL 内のトークン表示の修正も入っており、拡張機構まわりの露出を一括で減らす方向がそろっています。
- 根拠3: claude.ai との同期は便利な一方、端末側で意図しないプラグインが有効になる可能性もあるため、オプトアウト設定の存在込みで評価する必要があります。
この見方が変わる条件は、同期機能の側で「どのプラグインが同期されたか」を端末で明示的に確認・承認できる仕組みが整った場合です。その時点で、同期は安全側の機能としても評価できるようになります。
よくある質問
Q: 同期を止めたい場合はどうしますか?
A: 設定に syncClaudeAiSkills: false(スキル)または syncClaudeAiPlugins: false(プラグイン)を指定すると、それぞれオプトアウトできます(2026年9月時点)。
Q: v2.1.275 でリクエストが 400 で失敗します
A: ANTHROPIC_BASE_URL をプロキシやゲートウェイに向けている環境で起きる v2.1.275 の退行です。v2.1.276 で修正されているので、更新すれば解消します。
Q: 既に入れている npm プラグインはどうなりますか?
A: 変更履歴に書かれているのは取得方法の変更(npm pack --ignore-scripts と整合性検証)で、導入済みプラグインの扱いについては明記されていません。
まとめ
Claude Code v2.1.275 は、claude.ai で有効化したスキルとプラグインを端末セッションへ同期する機能と、npm プラグインの install スクリプトを実行しない安全側の変更を同時に入れました。プロキシ環境向けの退行は約4時間後の v2.1.276 で修正済みです。ゲートウェイ経由で使う組織は v2.1.276 以降への更新が前提になります。
【用語解説】
- install スクリプト: npm パッケージが導入時に自動で実行する処理。便利な反面、導入しただけで任意のコードが動く経路にもなります。
- プロンプトキャッシュ: 毎回同じ内容を送る部分をモデル側で使い回し、処理時間と費用を抑える仕組み。
- サプライチェーン攻撃: 正規の配布経路(パッケージや拡張)に不正なコードを混ぜ込み、利用者側で実行させる手口。
引用元:
- [1] Claude Code Changelog(Claude Code 公式ドキュメント)
- [2] Release v2.1.275(GitHub / anthropics/claude-code)
- [3] Release v2.1.276(GitHub / anthropics/claude-code)
この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。
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15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。