ChatGPTカスタム指示でやってはいけない5つの書き方 anchor left anchor right

Jul 01 2026 AIニュース

ChatGPTカスタム指示でやってはいけない5つの書き方

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ChatGPTカスタム指示でやってはいけない5つの書き方

ChatGPTのカスタム指示は、書き方を間違えると回答品質がデフォルトより下がるという落とし穴があります。せっかく時間をかけて指示を書いたのに、ChatGPTがそれまでより使いにくくなった。そんな経験はありませんか。

この記事では、ChatGPTカスタム指示で実際に多くのユーザーがハマる失敗パターンを5つ紹介します。それぞれに「なぜダメか」「正解はどう書くか」をセットでまとめているので、自分のカスタム指示を見直すチェックリストとしてご活用ください。

なぜカスタム指示は「書き方」で品質が変わるのか

カスタム指示は、ChatGPTが全ての回答時に参照する前提情報です。ここに書かれた内容は、毎回の質問に対して優先的に考慮されます。

問題は、ChatGPTが指示文の優先順位を読み取れないことです。長い指示文の中に矛盾があると、ChatGPTは判断に迷い、結果として中途半端な回答を返します。指示が抽象的だと、解釈の幅が広がり、回答にバラつきが出ます。

つまりカスタム指示は「短く・具体的に・矛盾なく」が3大原則です。これに反した5つの典型パターンを順に見ていきます。

ChatGPTカスタム指示の5つのNGパターン

NG1: 「丁寧に答えてください」だけを書く

最も多い失敗パターンが、抽象的な指示だけを書くケースです。

❌ NG例

丁寧に答えてください。
専門用語は避けてください。
わかりやすく説明してください。

この書き方の問題は、ChatGPTがそれぞれの言葉を最大限に解釈することです。「丁寧」を最大化すると敬語が冗長になり、「わかりやすく」を最大化すると説明が長文化します。結果、回答がダラダラと長く・要点が埋もれる状態になります。

✅ 正解

回答は要点3つ以内・各100字以内に収めてください。
敬語は使いますが、「ます調」を基本とし「いたします」「ございます」は使わないでください。
専門用語は使う場合、必ず1行で意味を補足してください。

抽象表現は具体的な数値・形式に置き換えるのが鉄則です。

NG2: 役割を3つ以上同時に与える

「私は経営者で、ライターで、エンジニアで、デザイナーで…」のような多重役割もよくある失敗です。

❌ NG例

あなたは経営コンサルタント兼コピーライター兼SEOの専門家として答えてください。
私は経営者でありながらマーケターでもあり、開発もできます。

ChatGPTに複数の役割を同時に与えると、回答が分散して焦点が定まらないようになります。経営コンサル視点・コピーライター視点・SEO視点が混在し、結局どの観点でも中途半端な回答になります。

✅ 正解

役割は1つに絞り、必要なら主従関係を明示します。

例:あなたは経営コンサルタントとして答えてください。
必要に応じてSEO観点を補足するのは構いませんが、メインは経営判断の視点です。

役割は1つに絞り、補足する観点は「必要に応じて」「副次的に」と明示するのが効果的です。

NG3: 否定形だけで指示する

「やってはいけないこと」だけを並べる指示も品質を下げます。

❌ NG例

専門用語を使わないでください。
箇条書きにしないでください。
長く書かないでください。
形式ばらないでください。

否定形ばかりの指示は、ChatGPTに「では何をすればいいか」を伝えません。指示が「あれもダメ・これもダメ」だけだと、結局ChatGPTは判断軸を失います。

✅ 正解

専門用語の代わりに日常表現で説明してください(例:「ROI」→「投資対効果」)。
回答は1〜2段落の文章で書いてください。
1回答は300字以内に収めてください。
カジュアルな口調で書いてください(敬語は使うがフランクに)。

「Xをしないで」ではなく「Yをして」と肯定形で書くと、ChatGPTは明確な行動指針を持てます。

NG4: 制約と目標が矛盾する

ルール同士が両立しない指示も問題です。

❌ NG例

絵文字は使わないでください。
読者を笑わせる文体で書いてください。
専門用語を避け、それでいて深い洞察を伝えてください。

「絵文字なしで笑わせる」「専門用語なしで深い洞察を出す」は、ChatGPTにとって両立が非常に難しい指示です。結果、どちらか一方を犠牲にした中途半端な回答になります。

✅ 正解

絵文字は使いません。比喩や具体例で読者の興味を惹いてください。
専門用語は使う場合、必ず日常表現で補足し、読者の理解を妨げないようにします。
深い洞察は短い文に凝縮し、長く書かなくても伝わるように工夫します。

制約と目標がぶつかる場合は「両立可能な代替手段」をセットで指示します。

NG5: 1,000字を超える長文指示

カスタム指示の文字数上限は1,500字ですが、これを限界まで使い切ると逆効果です。

❌ NG例
800字以上の長文で、職業背景・好み・出力形式・倫理ルール・例外処理を全部盛り込んだ指示文。

長い指示文は、ChatGPTが優先順位を判断できなくなる問題を引き起こします。「最重要ルール」と「些細な好み」が同じ重みで扱われ、回答品質が安定しません。

✅ 正解

カスタム指示は200〜400字に抑えます。

【優先度1】絶対守ってほしいルール(3つまで)
【優先度2】好みのスタイル(3つまで)

短く・優先順位を明示するのが鉄則です。

足りない情報があれば、その都度チャット内で追加指示するほうがChatGPTにとって理解しやすくなります。

カスタム指示の品質チェックリスト

5つのNGパターンを踏まえ、自分のカスタム指示を見直すチェックリストにまとめました。

  • 抽象表現を具体的な数値・形式に置き換えているか
  • 役割は1つに絞っているか(複数なら主従関係を明示)
  • 「Xしないで」ではなく「Yして」と肯定形で書いているか
  • ルール同士が両立可能か(矛盾していないか)
  • 全体で400字以内に収まっているか

5項目すべてに「はい」と答えられたら、あなたのカスタム指示は実用レベルに達しています。1つでも「いいえ」があれば、その箇所を書き直してください。

カスタム指示は「育てる」もの

カスタム指示は1度設定して終わりではありません。ChatGPTの回答が物足りないと感じたら、指示文を月1回見直すのがおすすめです。

最初の設定で完璧なものは作れません。1ヶ月使い込んで「ここは要らなかった」「ここを追加したい」と気付くポイントが必ず出てきます。気付きを反映していく運用こそが、カスタム指示を最大限活かす方法です。

ChatGPTカスタム指示をもっと深く知りたい方へ

5つのNG例を踏まえた上で、今度は「正しい書き方」のテンプレ集を見たい方は、カスタム指示の業務別テンプレを20種類網羅した完全ガイドをご覧ください。営業・マーケ・人事・開発まで、実務で使えるレベルの具体例を集約しています。

👉 ChatGPTカスタム指示|業務別テンプレ20選【完全ガイド】

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📌 関連:ChatGPTのカスタム指示を業務別に体系的にまとめた総まとめは、ChatGPTカスタム指示|業務別テンプレ20選【完全ガイド】 をあわせてご覧ください。

引用元・参考資料

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YUSUKE HORI

複数社を運営する経営者。上場企業の代表者取締役経験もあり。自らも様々な事業を手掛ける一方で、多数の会社の支援も行う。AIがもたらす経営のインパクトは巨大。だからこそ組織でのAI活用方法を提案したい。