ChatGPT デスクトップアプリ Pets の更新(2026年9月11日)では、浮かぶ操作パネルからの即時チャットと、Windows版へのAppshots追加が柱です。
📖 この記事で分かること
- ChatGPTデスクトップアプリの9月11日更新の中身
- 浮かぶ「Pets」から他アプリ作業中にチャットを送れる
- Windows版にも作業画面を送る「Appshots」が到着
- 対応OS・ショートカット・必要な許可
💡 知っておきたい用語
- Pets:ChatGPTデスクトップアプリで他のウィンドウの上に浮かぶ小さなキャラクター。作業の進み具合を横目で見られる「机の上のマスコット」のような存在
- Appshots:いま前面にあるアプリの画面を、写真と文字ごとChatGPTに渡す機能。「この画面を見て」と言う代わりに使う
最終更新日: 2026年9月12日
▶ 公式ページ
- ChatGPTデスクトップアプリの更新履歴(OpenAI Developers)
- Petsの公式ガイド(OpenAI Developers)
- Appshotsの公式ガイド(OpenAI Developers)

ChatGPTデスクトップアプリの9月11日更新とは
この記事のポイント
- OpenAIは2026年9月11日、ChatGPTデスクトップアプリ(バージョン26.908、2026年9月時点)を更新しました。
- macOS・Windowsとも、浮かぶ「Pets」の下の入力欄から他アプリ作業中にチャットを送れます。
- Windows版にも「Appshots」が到着。Altキー2つ同時押しで前面のアプリ画面をChatGPTへ渡せます。
OpenAIは2026年9月11日、ChatGPTデスクトップアプリ(macOS・Windows)の更新「Quick chats with Pets and Appshots on Windows」を公開しました。今回の柱は2つで、他のアプリを使っている最中にChatGPTを呼び出す手間を減らす方向の変更です。1つは、画面上に浮かぶキャラクター「Pets」の操作パネルから、メインウィンドウを開かずにチャットを送れるようになったこと。もう1つは、前面のアプリ画面を丸ごとChatGPTに渡す「Appshots」がWindows版でも使えるようになったことです。
浮かぶPetsから直接チャットを送れる
結論から言うと、ChatGPTのメイン画面に切り替えなくても、いま開いているアプリの上で用件を投げられるようになりました。
公式の更新履歴によると、Petsの下に表示される操作パネルに文字を入力してEnterキーを押すと、そのままチャットが送信されます。入力中に @ を打つと参照したいファイルなどの文脈を追加でき、$ を打つとスキル(あらかじめ用意した作業の型)を選べます。送ったあとはベルのアイコンから進み具合を追え、スレッドを選ぶとメインウィンドウで会話の全文が開きます。
呼び出しのショートカットは、macOSが Option+Space、Windowsが Windows+Alt+P です(2026年9月時点)。同じキーをもう一度押しても閉じずに入力欄へ戻る挙動で、「設定 > キーボードショートカット」から変更できます。キャラクターが不要な場合は、「設定 > Pets」で「Mini」を選ぶとパネルだけを表示できます。
公式ガイドでは、Petsには「実行中」「入力待ち」「完了(未読あり)」「エラー」の4つの状態表示があると説明されています。キャラクターを選び替えても見た目が変わるだけで、ChatGPTの処理内容は変わりません。なお、このパネルから始めた会話はプロジェクトの外側で始まる点に注意が必要です。プロジェクトの文脈を使いたい場合は、メインアプリ側から始める必要があります。
Windows版にもAppshotsが到着
Appshotsは、前面にあるアプリのウィンドウを画像と文字の両方でChatGPTに渡す機能で、これまでmacOS版で提供されていました。今回の更新でWindows版でも使えるようになり、Altキーを2つ同時に押すと取得できます(macOSはCommandキー2つ同時押し)。ショートカットと送り先のチャットは設定から変えられます。
公式ガイドによると、取り込まれるのは前面のウィンドウ1つだけで、見えている画面の画像に加え、アプリが外部に公開している文字情報(表示範囲外のテキストを含む)も一緒に渡ります。取得したAppshotは通常の添付ファイルと同じ扱いで、セッションのファイルとして端末内に保存されます。送り先は既定で新しいチャットですが、直前60秒以内に操作していたチャットがあればそちらに追加されます。
制約もあります。Google ドキュメント・Gmail・Google スプレッドシート・Google スライドなど一部のアプリやサイトでは、表示中の画面の画像しか受け取れず、画面外の本文は届かない場合があると明記されています。macOSでは「画面収録」と「アクセシビリティ」の許可が必要で、組織の設定でAppshotsが無効化されていることもあります。
今回の更新にはこのほか、会話の「Sources」パネルからファイルを直接開ける、Codex Microのキーに定型文の挿入を割り当てられる、音声入力が保存済みの主要言語設定に従う、といった改善も含まれています。
編集部の見方
編集部は、今回の更新の本命はキャラクターではなく 「アプリを切り替えずに聞ける」導線の整備 だと見ます。 – 根拠1: 公式の更新履歴でも「他のアプリで作業しながらChatGPTを近くに置く」ことが目的として最初に書かれており、Petsはその入り口にすぎません。「Mini」でキャラクターを消しても機能は同じです。 – 根拠2: Appshotsは画像だけでなく画面外の文字まで渡るため、エラー画面や設定画面を「言葉で説明する」手間そのものを省けます。Windows対応で、利用者の多い環境にこの導線が広がりました。 – 根拠3: GoogleのGemini Windows版がAlt+Spaceで作業画面に重ねて呼び出せるように、各社が「作業中に横から呼ぶ」体験へ寄せています。ChatGPTの今回の変更も同じ方向です。 – この見方が変わる条件: Google系アプリでは画面外の本文が渡らない制約が残っているため、この範囲が広がらなければ、Appshotsは「画面の写真を添える」機能の域にとどまります。
よくある質問
Q: Petsは必ず表示しないといけませんか?
A: いいえ。「設定 > Pets」で「Mini」を選ぶと、キャラクターなしで操作パネルだけを表示できます。パネル自体を隠すには、コマンドメニューの「Hide pet」か /pet を使います。
Q: Appshotsで取り込んだ画面はどこに保存されますか?
A: 公式ガイドによると、手動で添付したファイルと同じく、セッションのファイルとして端末内に保存されます。機密性の高い画面は、必要なとき以外は取り込まないよう案内されています。
Q: Windows版でAppshotsが動かないときは?
A: 公式ガイドでは、アプリの更新、ショートカット設定の確認、組織がAppshotsを許可しているかの確認が案内されています。
まとめ
OpenAIは2026年9月11日、ChatGPTデスクトップアプリを更新し、浮かぶPetsの操作パネルから直接チャットを送れるようにしました。Windows版にはAppshotsが加わり、Altキー2つ同時押しで前面アプリの画面と文字をChatGPTに渡せます。どちらも「作業中のアプリを離れずに聞く」ための変更で、キャラクターを消しても同じ機能を使えます。
【用語解説】
- スキル: ChatGPTに繰り返し頼む作業の手順をあらかじめ登録したもの。入力欄で
$を打つと呼び出せる - Codex Micro: ChatGPTデスクトップアプリで使える小型の入力補助機能。今回の更新でキーに定型文の挿入を割り当てられるようになった
- 前面ウィンドウ: 画面上でいちばん手前に表示され、操作対象になっているアプリの窓のこと。Appshotsはこの1枚だけを取り込む
引用元:
- [1] ChatGPT desktop app changelog: Quick chats with Pets and Appshots on Windows (2026-09-11)(OpenAI Developers)
- [2] Pets(OpenAI Developers)
- [3] Appshots(OpenAI Developers)
この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。
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15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。