OpenClaw 2.0 - OpenClaw 2.0が公開。破壊的変更2件はdoctor --fixで移行が必要 anchor left anchor right

Aug 31 2026 AIニュース

OpenClaw 2.0が公開。破壊的変更2件はdoctor –fixで移行が必要

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OpenClaw 2.0として公開されたバージョン2026.8.1について、破壊的変更2件とその移行手順、9月1日のSDK移行期限、既定でオンに変わった自動機能を整理します。

📖 この記事で分かること

  • OpenClaw 2.0の正体はバージョン2026.8.1
  • 破壊的変更2件と、その移行コマンド
  • プラグインSDKの移行期限は9月1日
  • 既定でオンに変わった自動機能の中身

💡 知っておきたい用語

  • 破壊的変更: 更新すると今までの設定や書き方がそのままでは動かなくなる変更のこと

最終更新日: 2026年8月31日

▶ 公式ページ

OpenClaw 2.0 - OpenClaw 2.0が公開。破壊的変更2件はdoctor --fixで移行が必要

OpenClaw 2.0として公開された2026.8.1の中身

この記事のポイント

  • OpenClaw が 2026 年 8 月 31 日にバージョン 2026.8.1 を正式公開しました(2026年8月時点)。
  • 公式ドキュメントはこれを「OpenClaw 2.0」と呼び、破壊的変更が 2 件あります。
  • 外部プラグインの SDK 移行期限は 2026 年 9 月 1 日。ただし今回の版では削除されていません。

OpenClaw は日本時間 8 月 31 日の昼ごろ、バージョン 2026.8.1(2026年8月時点)を GitHub で正式公開しました。プレリリースではない正式版です。公式ドキュメントのリリースノートはこの版を「v2026.8.1 (AKA OpenClaw 2.0)」と表記しており、「2.0」は通称でバージョン番号そのものは 2026.8.1 になります。

規模は公式ブログが数字で示しています。貢献者は 933 人で、うち 569 人が初参加。マージされたプルリクエストは 16,000 件を超え、これは OpenClaw にこれまでマージされた全プルリクエストの約 50 % にあたるとしています。従来は 230 日で 106 リリースというペースでしたが、今回は約 2 か月リリースが止まっていました。公式ブログはこの版を「OpenClaw 史上で群を抜いて最大の更新」と表現しています。

破壊的変更は2件、いずれも doctor –fix で移行する

更新前に確認すべき破壊的変更は 2 件で、どちらも openclaw doctor --fix が移行手段として案内されています。

1 件目は OpenProse の移行です。同梱されていた OpenProse プラグインと /prose コマンドが削除されました。openclaw doctor --fix で古い設定を掃除し、上流の Agent Skill 側の移行手順に従う形になります。既存の .prose ソースファイル自体は保持されます。

2 件目は OpenAI ルートの移行です。同梱の codex/* および openai-codex/* というモデル参照、プロバイダ設定、保存済みセッション、自動実行のルートが openai/* へ移行されます。Codex ランタイムを使う意図は保持され、衝突が起きた箇所は運用者が直せるよう印が付きます。

外部プラグインの開発者には別の期限があります。リリースノートは「Upcoming deprecations (2026-09-01)」として、plugin-sdk の各サブパスを新しい入り口へ移すよう案内しています。設定まわりは api.pluginConfig へ、チャンネル系は openclaw/plugin-sdk/channel-outboundchannel-inbound へ、インフラ系は delivery-queue-runtimessrf-runtime といった用途別の入り口へ分かれます。ここで誤解しやすい点として、リリースノートは「これらは予告のゲートであって、今回の版での削除ではない」と明記しています。9 月 1 日に既存のプラグインが即座に動かなくなる、という話ではありません。

なお、リリースノート冒頭には運用上の注意も置かれています。自動更新が失敗した場合はローカルのコーディング環境で更新の完了と移行エラーの診断を行い、Gateway が正しく起動するか確認すること、変更前に設定と状態をバックアップすることが案内されています。

既定でオンに変わった自動機能

今回は新機能の追加だけでなく、既定値そのものが動いた項目があります。更新するだけで挙動が変わるため、確認しておく価値があります。

  • Grounded dreaming: モデルによる背景での記憶統合が既定で有効になりました。出所が裏付けられた材料を長期記憶へ昇格させ、Dream Diary という記録と、明示的な無効化操作を持ちます。
  • Automatic self-learning: 再利用できる学びを取り込み、スキャナが承認した新規スキルや Workshop 所有のスキルを既定で自動適用します。ただし利用者が自分で書いたスキルの変更は保留のままです。オフや提案のみに戻す設定は残っています。
  • Personal conversation recall: Active Memory が有効で、DM 分離を設定していない個人インストールでは、同一エージェントの非公開会話の文脈を既定で限定的に参照します。グループとチャンネルは対象外で、無効化もできます。
  • Session reset default: リセット方針を設定していない場合、アイドル期間や日付の変わり目をまたいで会話を保持します。明示的な日次・アイドル方針や /new/reset は従来どおり動きます。

同時実行の既定も変わりました。最上位エージェントの同時実行数は利用可能な CPU 並列度から算出され、8 〜 16 の範囲に収まります。運用者が明示した上限があればそちらが優先されます。

新機能としては、過去会話の全文検索、ペアリング済み端末やクラウドワーカー上でのセッション実行、チャット内の対話ウィジェットとダッシュボードへのピン留め、値をチャットにもモデルの文脈にも載せずマスクされた入力で資格情報を要求できる仕組み、繰り返し実行の権限を一度だけ承認して後から確認・取り消しできる仕組み、チームの操作者ロール、SQLite によるチーム共有の資格情報ストアなどが並びます。機能統計は既定でオフの任意参加で、openclaw telemetry show で送信内容を確認できます。

編集部の見方

編集部は、この版で最初に手を付けるべきは新機能の試用ではなく 既定値の確認だと見ます。

  • 根拠1: 破壊的変更 2 件はどちらも openclaw doctor --fix という同じ手段が用意されており、対処の難度自体は高くありません。移行漏れより、気付かないうちに挙動が変わる方が実務では厄介です。
  • 根拠2: 記憶の背景統合と自動スキル学習は、いずれも既定でオンになりました。どちらもエージェントが自分の判断材料を書き換える側の機能で、無効化操作が用意されているということは、切りたい利用者がいる前提の設計だと読めます。
  • 根拠3: 会話をアイドルや日付の変わり目でリセットしなくなった点も既定の変更です。長時間動かす用途では、文脈の残り方が従来と変わります。
  • この見方が変わる条件: 自動で取り込まれた記憶やスキルを後から一覧・除去する手段が十分に使いやすいと確認できれば、既定オンのまま運用する判断が合理的になります。

期限のある話としては、外部プラグインを配布している開発者だけが 9 月 1 日を意識すれば済みます。利用するだけの側は、今回の版で何かが即座に止まるわけではありません。


よくある質問

Q: OpenClaw 2.0 と 2026.8.1 は別物ですか?

A: 同じものです。公式ドキュメントが v2026.8.1 を「AKA OpenClaw 2.0」と表記しており、2.0 は通称、バージョン番号は 2026.8.1 です。

Q: 更新したら何から確認すべきですか?

A: まず openclaw doctor --fix の実行です。OpenProse と OpenAI ルートの 2 件の破壊的変更が、いずれもこのコマンドで移行される案内になっています。

Q: 9 月 1 日を過ぎるとプラグインは動かなくなりますか?

A: 今回の版では削除されていません。リリースノートは 2026 年 9 月 1 日の項目を「予告のゲートであって、今回の版での削除ではない」と明記しています。


まとめ

OpenClaw はバージョン 2026.8.1 を正式公開し、公式ドキュメントはこれを OpenClaw 2.0 と呼んでいます。破壊的変更は OpenProse と OpenAI ルートの 2 件で、いずれも openclaw doctor --fix が移行手段として示されています。外部プラグイン向けの SDK 移行は 2026 年 9 月 1 日が予告された期限ですが、今回の版で削除されたわけではありません。更新にあたっては、記憶の背景統合や自動スキル学習など既定でオンに変わった項目の確認が実務上の要点になります。


【用語解説】

  • Gateway: OpenClaw の常駐プロセス。更新後はこれが正しく起動するかの確認が案内されています。
  • Active Memory: 会話の文脈を記憶として保持する仕組み。有効時は非公開会話の参照が既定で働きます。
  • SDK: 外部のプラグイン開発者が使う開発キット。今回サブパスの移行が予告されました。

引用元:


この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。

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KOJI TANEMURA

15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。