皆さま、お子さんの勉強を見ていて「教科書の説明が難しすぎる」「興味を持ってくれない」と感じたことはありませんか?
実は、Googleが2025年9月に発表した「Learn Your Way(ラーン ユア ウェイ)」というAI学習ツールが、お子さんの教科書や親御さんが用意したプリントを、その子専用にカスタマイズしてくれる可能性があるのです。
学年や興味に合わせて、難しい説明を簡単に書き直したり、具体例をバスケ好きならバスケの話で説明したり。さらには、スライド、音声、マインドマップなど、複数の形式で同じ内容を学べるように自動変換してくれるのです。
ただし、現在は試験版(デモ)のみが公開されており、自分たちのPDFをアップロードする機能はウェイトリスト制です。[1] しかし教育現場での期待度が極めて高く、実装されれば教科書の使い方が大きく変わる可能性があります。
今回は、このツールの仕組みと、なぜ教育界で注目されているのか、そして将来どう活用できるのかを、子育て世代の皆さま向けにわかりやすく解説していきたいと思います。
Learn Your Wayとは?子どもの学びが変わる理由
まず「Learn Your Wayって何?」という疑問にお答えしていきましょう。
これは、Googleが開発した「教育特化型AI」である「LearnLM」を搭載した学習プラットフォームです[4]。
何が面白いかというと、お子さんの学年や興味に合わせて、教科書の内容を自動で書き換えてくれるわけですね。
従来の教科書との違いは?
たとえば、論理学の「If-Then(条件文)」を学ぶとき。お子さんがバスケ好きなら、AIが「フリースローを成功させたら得点が入る」という、バスケットボール特有の事例で説明してくれます。
つまり、「一律の教科書」から「あなたの興味に合わせた教科書」に変わるわけです[2]。
さらに重要なのは、これは学校の教科書だけでなく、お子さんが持っている教材や親が作ったプリントでも同じことができるようになるという点。つまり、将来的には任意のPDFをアップロードすれば、AIがそれを個別最適化された教材に自動変換してくれるようになるんです[1]。
学習効果は本当にある?
Googleの実証実験では、シカゴの高校生60名を対象に調査を行いました[2]。
結果は驚くべきもので、Learn Your Way使用者は78%の定着率、従来のPDF教科書は67%。
11ポイントも差がついたわけですね。
さらに、「楽しく学べた」と答えた学生は90%。
「今後も使いたい」は93%という高評価でした。
ウェイティングリストに登録する方法
ここまで説明ばかりで退屈だったと思いますので、実際にPDF機能を使えるようになるための登録方法を見ていきましょう。
ステップ1:公式サイトにアクセス
まず、お手持ちのブラウザでLearn Your Wayの公式ページを開いてください[1]。
特別なログインは不要です。
ステップ2:「Waitlist: Upload your PDF」をクリック

TOPページの中央あたりに「Waitlist: Upload your PDF」というボタンが表示されています。
このボタンをクリックしてください。すると、Googleフォームのページに飛びます。
ステップ3:Googleフォームに入力して送信
Googleフォームが開いたら、以下の情報を入力します:
- Googleアカウント(既存のものでOK)
- 教科分野(例:「Computer Science」「Economics」「Psychology」など)
- アップロードしたい教材の種類(教科書、プリント、独自教材など)
- 簡単な説明(どのような使い方を想定しているかなど)
フォームを送信したら、Googleから承認メールが届くまでお待ち下さい。
現在、数日から数週間の待機期間が発生しているようです。
注意点:
- 現在、PDF機能は完全にはまだ実装されておらず、ウェイトリスト制です
- オープンソース教材(OpenStaxなど)からのアップロードを想定しているようです
- 著作権のある教科書のアップロードについては、利用規約をご確認ください
Learn Your Way(デモ版)の使い方
ウェイティングリストの承認を待つ間に、デモ版で機能を試すこともできます。
同じ公式サイトの「Try it now」をクリックすると、16個のサンプル教材が用意されています[1]。
ステップ1:公式サイトにアクセス
まず、お手持ちのブラウザでLearn Your Wayの公式ページを開いてください[1]。
TOPページの「Try it now」をクリックしましょう。

- 特別なログインは不要です。
- 費用も完全無料です。
ステップ2:学習トピックを選ぶ
デモページには「経済システム」「心理学」「解剖学」「化学」「天文学」など、複数の分野が用意されています[1]。
お子さんが苦手な単元や、興味がある分野を選んでみてください。
ここで、AIからお子さんの学年や興味(例:バスケットボール、読書など)を聞かれるので選択します。
※デモ版では、提示された選択肢から選べるだけです
すると、AIがその情報を元に、お子さんの興味に合わせた事例を含むコンテンツを生成してくれるわけです。

※ブラウザの翻訳で日本語にしております
ステップ3:4つの学習スタイルから選ぶ
デモ版では、以下の4形式で学べます。各形式は上部のタブから選べます。
- 没入型テキスト:図解や質問が埋め込まれた読みやすいテキスト
- スライド&ナレーション:講義を聴くように学べる
- 音声レッスン:AI教師とAI生徒の対話形式
- マインドマップ:全体像を視覚的に把握

※ブラウザの翻訳で日本語にしております
今回は、試しに興味の対象をバスケットボールにしてみましたが、事例が「フリースローを成功させたら、あなたのチームは1点獲得する」とちゃんとなっていますね!
自由なPDFアップロードが解禁され、ご自身の教材が使えるようになったら、、、
もの凄く楽しみなツールですよね。
日本語で使う方法はある?
さて、ここで皆さまが気になるのは「日本語で使えるの?」という点だと思います。
結論から言うと、現時点では英語版のみの提供です。
ブラウザの翻訳機能を試してみる
ChromeやSafariの「自動翻訳機能」を使えば、画面を日本語化できます。
操作は簡単で、ブラウザ上部の翻訳ボタンをクリックするだけ。
ただし、翻訳精度は完璧ではないため、専門用語が不自然になることもあります。
あくまで「英語が苦手でも何とか使えるようにする工夫」という位置づけですね。
日本語対応はいつ来る?
公式サイトには、将来的な拡張の可能性について以下のように書かれています[2]。
「This work is just the beginning of our exploration(この取り組みは探求の始まりに過ぎません)」
つまり、日本語対応についてはまだ未発表なわけです。
Googleが教育分野でのAI活用に力を入れているのは確かですから、日本語版が来るのを楽しみに待ちましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. Learn Your Wayは日本語にも対応している?
現在は英語版のみです。日本語対応については公式発表がないため、続報を待ちましょう。
Q2. 何歳くらいから使える?
実証実験は高校生(15〜18歳)で行われましたが、学年を指定できるため、小学校高学年から使えると思います。
Q3. 利用は本当に無料?
はい、Google Labs上で完全無料で試せます。ただし、デモ版の話なので正式リリースされた際には変わるかもしれません。
Q4. 子どものデータやプライバシーは安全?
Googleアカウントのプライバシーポリシーに準拠しています。詳細は公式ページをご確認ください。
Q5. 他のAI学習アプリと併用してもいい?
もちろんです。むしろ、複数のツールを使い分けることで、学習効果が高まります。
まとめ:Learn Your Wayは「今後に期待」のAI学習ツール
ここまで、Learn Your Wayの使い方と特徴を解説してきました。
現在Learn Your Wayは、デモ版で試せる状態ですが、教育者にとって最も期待されているのは、自分たちの教材をアップロードできるPDF機能です。
これが一般に開放されれば、全国の学校で個別最適化された学習が実現する可能性があります。
GoogleはこのLearn Your Wayを、2025年の重大AI発表の一つとして位置づけています[3]。
- 自由なPDFアップロードの実装
- 日本語への対応
これらが対応され、実際に私たちが活用できるようになるのは、少し先の話ではあります。
今からでも触っておき、新しいお子さんの教育ツールとして活用できる環境を整えておきましょう。
最終更新日:2025年12月30日
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本記事の情報は執筆時点のものです。AI技術は急速に進歩しているため、最新情報については各サービスの公式サイトをご確認ください。
