Google Meetの同時音声翻訳 - Google Meetの同時音声翻訳が63言語に。話す言語を自動で判別して訳す anchor left anchor right

Oct 23 2026 AIニュース

Google Meetの同時音声翻訳が63言語に。話す言語を自動で判別して訳す

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📖 この記事で分かること

  • Meetの音声翻訳で何が変わったか
  • 対象になるプランと提供が始まる日
  • 翻訳が使えない会議の種類
  • 会議の音声がどう扱われるか

💡 知っておきたい用語

  • 同時音声翻訳:相手が話している最中に、自分の言語に訳した声を聞ける機能。通訳者が隣にいる会議に近い感覚です

最終更新日: 2026年10月23日

▶ 公式ページ

Google Meetの同時音声翻訳 - Google Meetの同時音声翻訳が63言語に。話す言語を自動で判別して訳す

Google Meet の音声翻訳で何が変わるか

この記事のポイント

  • Googleは2026年10月22日、Google Meetの音声翻訳を63言語に広げると発表しました。
  • 話す言語を自動で判別し、聞き手ごとの希望の言語に訳します(Gemini 3.5 Live Translate、2026年10月時点)。
  • 個人はGoogle AI Pro・Ultra(2026年10月時点)が対象。予約した会議では主催者の加入が条件です。

参加者がそれぞれ違う言語で話すオンライン会議でも、聞き手ひとりひとりが自分の希望する言語で内容を聞けるようになります。Googleが2026年10月22日に発表した、Google Meetのリアルタイム音声翻訳の拡大です。

今回の発表の中心は 2 点です。1 つは対応言語が 63 になったこと、もう 1 つは「いま誰が何語で話しているか」をMeetが自動で判別するようになったことです。Googleは、Meetが話されている言語を自動で判別し、聞き手それぞれの希望の言語へ「ほぼリアルタイム」で翻訳すると説明しています。Webとモバイル端末の両方が対象です。

翻訳を担うのは Gemini 3.5 Live Translate です。Googleの生成AIモデル「Gemini」の系列で、会話の翻訳に使われるものとして発表されています。

対象プランと提供開始日

結論から言うと、使えるのは有料プランの利用者で、組織で使う場合はリリースの設定によって開始日が 10 日ほどずれます。

対象になるプラン

個人向けでは Google AI Pro と Ultra が対象です。会社や学校で使う Google Workspace では、Business や Enterprise の Standard・Plus などが対象として挙げられています。発表で示された対象プランの範囲は以上で、料金は今回の発表の材料には含まれていません。

もう 1 つ大事な条件があります。Googleのヘルプでは、予約した会議でこの機能を使うには 会議の主催者が対象プランに入っている必要がある としています。社外の相手を招いて翻訳つきで話したいなら、まず招く側のプランを確かめることになります。

いつから使えるか

Workspaceには、新機能を早めに受け取る「Rapid Release」と、少し遅れて受け取る「Scheduled Release」という 2 つの配信の設定があります。Googleによると、Rapid Releaseのドメインでは2026年10月22日から、Scheduled Releaseのドメインでは11月2日から(2026年10月時点)提供が始まります。

組織のアカウントで使っている人は、自分の会社がどちらの設定かによって使い始めの時期が変わります。設定は管理者が決めているため、急ぎで必要な場合は社内の管理者に確認するのが確実です。

使えない場面と音声の扱い

翻訳はあらゆる会議で動くわけではありません。Googleは、次の場面では使えないとしています。

  • ライブ配信
  • 会議の録画
  • クライアントサイド暗号化【シーエスイー】(CSE)された会議
  • 電話での参加
  • 他社のビデオ会議サービスとの相互接続通話

注意したいのは「会議の録画」です。録画には翻訳が残らないため、あとから録画を見返す人は、話された元の言語で聞くことになります。社内説明会のように、ライブ配信や録画で多くの人に届けることが前提の場面では、この機能だけで多言語対応を済ませることはできません。

また、電話で参加する人は翻訳を受けられません。移動中に電話で会議に入ることが多いメンバーがいる場合、その人には翻訳が届かない点を前もって共有しておくと、会議中の混乱を防げます。

音声の扱いについて、Googleのヘルプは「音声は保存されない」「利用者の声でモデルを学習させない」と明記しています。社外との会議で翻訳を使うかどうかを判断する材料として、この記載は確認しておく価値があります。

多言語の会議でどう変わるか

変わるのは、「全員が共通の言語に合わせる」前提で組んでいた会議の進め方です。

これまで、海外拠点のメンバーや取引先を交えた会議では、英語などの共通言語に全員がそろえるか、通訳を手配するのが一般的でした。共通言語が苦手な参加者は発言を控えがちになり、議論が一部の人に偏ることもあります。

Googleの説明どおりに動けば、たとえば日本、ドイツ、ブラジルの担当者がそれぞれ自分の言語で話し、聞き手は自分の希望する言語で聞く、という会議が組めます。話し手ごとの言語をMeetが自動で判別するため、発言のたびに誰かが翻訳の設定を切り替える必要もない、というのが今回の更新の要点です。

一方で、63 言語にどの言語が含まれるかは、この記事で参照した発表の範囲では個別に確かめていません。日本語と、相手の言語の組み合わせで使えるかどうかは、上の公式ページにある Google のヘルプで対象言語を確かめてから会議を組むのが安全です。

次にできることは、次の 3 つです。

  • 個人で Google AI Pro・Ultra に入っている人は、自分が主催する会議で使えるかを確かめる
  • 組織の利用者は、自社が Rapid Release か Scheduled Release かを管理者に確認する(11月2日まで待つかどうかが分かる)
  • 録画や電話参加が前提の会議は、翻訳が使えないことを主催者側で把握しておく

編集部の見方

編集部は、今回の更新で最も効くのは 63 言語という数より、話し手の言語を自動で判別し、聞き手ごとに訳し分ける仕組みのほうだと見ています。

  • 根拠1: 聞き手それぞれの希望の言語に訳すとGoogleが説明しているため、3 か国以上が混ざる会議でも、共通言語に全員を合わせる必要がなくなります。言語の数が増えても、会議ごとに切り替えの手間がかかれば使われにくいので、自動判別がこの拡大を実用に近づけています。
  • 根拠2: 予約した会議では主催者だけが対象プランに入っていればよいとヘルプにあり、導入の判断を主催する側に寄せられます。取引先に同じプランへの加入を求める形ではない点は、社外会議で試すときの負担を下げます。
  • 根拠3: 音声を保存せず、声を学習に使わないとヘルプで明記されているため、社外との会議に使うかの判断材料が公式に示されています。

ただし、録画とライブ配信で使えない以上、説明会や研修のように「後から見返す」「大人数に配信する」用途の代わりにはなりません。勧めたいのは、少人数でリアルタイムに話す多言語の定例会議や打ち合わせです。

この見方が変わる条件は、対象言語に日本語が含まれていない場合です。その場合、日本の読者にとっての価値は、日本語以外の言語どうしの会議に限られます。


よくある質問

Q: 無料の Google アカウントでも使えますか?

A: 発表で個人向けの対象として挙げられているのは Google AI Pro と Ultra です。予約した会議では主催者が対象プランに入っている必要があると、Googleのヘルプに記載されています。

Q: 会議の録画に翻訳は残りますか?

A: Googleは、会議の録画では翻訳を使えないとしています。録画を見返す場合は、話された元の言語で聞くことになります。

Q: 翻訳のために会議の音声が保存されたり、学習に使われたりしますか?

A: Googleのヘルプでは、音声は保存されず、利用者の声でモデルを学習させないと説明しています。


まとめ

Google Meetの音声翻訳が63言語に広がり、話し手の言語を自動で判別して、聞き手ごとの希望の言語に訳す形になりました。個人では Google AI Pro・Ultra、組織では Business・Enterprise の Standard・Plus などが対象で、Rapid Releaseは10月22日、Scheduled Releaseは11月2日から提供されます。録画・ライブ配信・電話参加などでは使えないため、少人数でリアルタイムに話す多言語会議で効く機能と考えるのが現実的です。


【用語解説】

  • Rapid Release / Scheduled Release: Google Workspace で新機能を受け取る時期の設定。Rapid Release は早め、Scheduled Release は少し遅れて新機能が届きます。
  • クライアントサイド暗号化: 会議のデータを利用者側で暗号化し、Google 側からも中身を読めないようにする仕組み。今回の翻訳はこの設定の会議では使えません。
  • Gemini 3.5 Live Translate: 今回の Meet の音声翻訳に使われている Google のモデル。

引用元:


この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。

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KOJI TANEMURA

15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。