Claude Tag は2026年9月24日、チャンネル内の依頼で本人のコネクタを使えるようになりました。
📖 この記事で分かること
- Claude Tagが自分の連携サービスを使えるように
- 投稿前に確認する/自動で出すを選べる
- 定期実行では個人の連携は使われない
- Teamプランから順次提供、Enterpriseは後日
💡 知っておきたい用語
- コネクタ:Claudeに外部サービス(カレンダーやドライブなど)を読ませるための「合鍵」のような連携設定
最終更新日: 2026年9月25日
▶ 公式ページ
- Claude Tag now supports personal connectors in channels(Claude 公式ブログ)

Claude Tagに「個人のコネクタ」が加わった
この記事のポイント
- Anthropicが2026年9月24日、Claude Tag(ベータ)で個人のコネクタを使えるようにしたと発表しました(2026年9月時点)。
- チャンネルでの依頼に、本人だけが開ける予定表や文書を使えます。
- Teamプランで順次提供中、Enterpriseプランは後日です(2026年9月時点)。
Slackのチャンネルで働くClaudeが、依頼した人本人の連携サービスまで参照できるようになりました。これまでは管理者がチャンネルに付けた連携しか使えませんでした。
Claude Tagは、SlackのチャンネルにClaudeを参加させ、チームと並んで作業させる機能です。2026年6月に発表され、今回はその拡張にあたります。
何が変わったのか
変化の中心は「誰の権限で情報を取りに行くか」です。
従来、Claudeがチャンネル内で使えたのは、管理者がそのチャンネルに付けたコネクタだけでした。公式ブログによると、多くの組織は「アクセス権はチャンネルではなく人に付くべき」という考えから、この一覧を意図的に短くしていたといいます。
今回からは、チャンネル内で自分が出した依頼に限り、自分のClaudeアカウントにつないだコネクタを使えます。公式が挙げる例は次のとおりです。
- 自分のカレンダー
- 自分のドライブ
- CRM(顧客管理ツール)で自分が担当するアカウント
- 自分が扱う検証用の環境(ステージング)
個人のコネクタは本人しか使えません。ほかのメンバーが同じチャンネルで依頼しても、他人の予定表や文書には届きません。
公式の例では、GitHubが接続されたチャンネルで、ある社員が「自分のGoogle Driveにある計画書と、実際に出荷した内容を突き合わせて、残作業を教えて」と頼みます。Claudeはチャンネル側のGitHubで出荷済みの変更を読み、本人のGoogle Driveで計画書を読み、差分を投稿します。
投稿前の確認と、管理側の選択肢
チャンネルに出る内容は、本人が出し方を選べます。
- レビューモード: チャンネルに投稿される前に、本人が応答を確認します
- オートモード: 自動で投稿しますが、Claudeが機密と判断した内容があれば本人の確認に回します
Enterpriseプランでは、管理者が全員にレビューを必須にできるようになる予定です。投稿した内容はチャンネルの全員に見える点は変わりません。
管理者側は、エージェント名義の共有ツールを渡す、メンバーには個人コネクタだけを使わせて既存の役割別の権限に任せる、ツールごとに決める、の3通りから選べます。個人コネクタを通じた操作は、そのツールのログに本人のアカウントとして残ります。チャンネル自体の作業は、従来どおりチャンネルのサービスアカウント名義です。
もう1つの線引きとして、個人のコネクタは無人では動きません。定期実行の作業や、Claudeが自分から始める作業は、管理者がチャンネルに付けたコネクタを使います。
導入作業は不要で、依頼に個人のコネクタが必要になると、初回だけClaudeが確認を求めます。
編集部の見方
権限の考え方が「人」に寄った: チャンネル単位で連携を広げると、そのチャンネルにいる全員が同じ情報に触れられてしまいます。今回の仕組みは、既存の社内権限をそのまま生かせる設計で、情報システム部門が導入を判断しやすくなる変更です。
便利さと漏えいの境目は利用者側に残る: 本人しか開けない文書でも、Claudeが要約してチャンネルに投稿すれば全員が読めます。オートモードの機密判定はClaudeに委ねられるため、人事・価格・顧客情報に触れる用途では、レビューモードを基本にする運用が現実的です。
向く組織: すでにSlackを業務の中心にし、Claude のTeamプランを使っているチームです。共有の連携を増やせず活用が止まっていた組織ほど、効果が出やすいと見ています。
まとめ
Claude Tagは、チャンネル内の依頼に本人のコネクタを使えるようになり、共有の連携を増やさずにClaudeの手が届く範囲を広げました。提供はTeamプランから順次で、Enterpriseプランは後日です。
よくある質問
Q: 他のメンバーが私のカレンダーやドライブを使えてしまいませんか?
A: 公式ブログによると、個人のコネクタは本人の依頼にしか使われません。ただし、Claudeの回答がチャンネルに投稿されれば、その内容は全員に見えます。
Q: 夜間の定期作業でも個人の連携は使われますか?
A: 使われません。定期実行やClaudeが自分から始める作業は、管理者がチャンネルに付けたコネクタを使います。
Q: どのプランで使えますか?
A: Teamプランで順次展開中で、Enterpriseプランは後日提供とされています(2026年9月時点)。
【用語解説】
- サービスアカウント: 人ではなく仕組みそのものに割り当てる作業用のアカウント。チャンネルとしての作業記録はこの名義で残ります
- ステージング環境: 本番公開前に動作を確かめるための検証用の環境
引用元:
- [1] Claude Tag now supports personal connectors in channels(Claude 公式ブログ)
この記事について: AI 支援で執筆、編集部が事実確認・編集しています。誤りや追加情報があれば Contact よりお知らせください。
Previous Post
ChatGPTに声で仕事を頼めるように。音声会話でプラグイン対応、Workもスマホで
Next Post
生成AIニュース 昨日【2026年9月25日(金)】のAI公式発表を3分でチェック
15 年以上の開発経験を持つソフトウェアエンジニア / テクノロジーライター。AI エージェントの実務活用を研究し、現場や経営者向けセミナーでその知見を発信。本メディア tech-noisy.com では、一次情報に基づく最新ニュース・解説記事を執筆。また、音楽生成 AI による DJ パフォーマンスを企業イベントで行うなど、テクノロジーと表現の融合も探求している。